会津芦ノ牧温泉仙峡閣に宿泊:秘湯を守る会員宿ハシゴ旅

先日の週末に福島山形を巡る旅を出た際に宿泊した会津芦ノ牧温泉仙峡閣を紹介します。

この旅の第一目標は白布温泉だったのですがその前日どうするか思案していました。会津若松にも行きたかったので、都合のいい位置に日本秘湯を守る会の会員宿があり、しかも空室があり予約しました。若松市街から30分ほど南下した芦ノ牧温泉の一角にあります。

□建物とお部屋

芦ノ牧温泉は峡谷の中にあるので、こちらの宿も国道から分かれた細い道を500mほど走った後、急坂をおりて入口にたどり着きます。

建物入口

入口はご覧の通り。武家屋敷風の立派で神社の建物を移築、改造したもので、国登録有形文化財に指定されています。

部屋

お部屋はこちらの八畳間。案内いただいた仲居さんが、お茶を淹れてくれます。古き良き旅館のサービスという感じですが、こういうのも久々で逆に新鮮に感じてしまった。
この時期はカメムシが出るらしく殺虫剤とかガムテープでの処理とかいろいろと説明してくれます。カメムシには慣れているし、どんくさいのでガムテープで苦もなく処理できるので気にしないのですが、嫌がるお客さんもたくさんいるのでしょう。「慣れているから大丈夫ですよ」といったらすごく安心そうにしていました。クレームみたいに言われたことがあるのかな?ちなみにこの日は結局1匹だけでて、難なく処理しました。

温泉街

窓から会津芦ノ牧温泉街の宿がみられます。紅葉すると絶景になるそうですが、残念ながら少し早かったよう。国道121号線の阿賀川を渡る橋の周辺の峡谷に宿が点在していて、御多分に漏れずいくつかの建物は廃墟のよう。

□温泉
芦ノ牧温泉で唯一の源泉かけ流し。pH7.6弱アルカリの塩化物泉との記述がありましたがほぼ中性ですね。源泉温度は46.6℃なので、加水も不要なようです。

パンフレット

お風呂の撮影は自重しているのでパンフレットからの写真を載せます。小さめの露天風呂と内湯があるのですが、内湯の一部は深さ1mほどの立ち湯になっています。その足元から源泉が湧き出てくるのがポイントだそう。お風呂の撮影は自重していますので、下記リンクから公式HPをご覧ください。

仙峡閣公式HP館内案内

やっぱり露天風呂がよかったかな。それほど眺望はよくないですが、やや熱めのお湯でのんびりできました。
パンフレットや館内図では男女内湯は固定されているような書き方で女性内湯は半分くらいの広さしかないのですが、午後10時で入れ替えになります。景観に大差はないですが、このご時世配慮がされているよう。

□食事

夕食と朝食ともに広間で頂きます。この日は宿泊客が少なかったからか、パーティションに仕切られていてゆったりと食べられます。

夕食1

夕食はこちら。もちろんどれもおいしいですがこの中ではやはり好物の茶わん蒸しかな。

夕食2

健康診断を控えていたのでお酒は自重して、ご飯は半分にして先にお願いしました。メインの福島県産牛肉の陶板焼きはさすがに美味しかったです。気に入ったのは吸い物に入っていた野菜つみれ。

朝食

翌朝の朝食がこちら朝からなかなか豪勢でした。あまり食べてはいけなかったのですが、ご飯が美味しくて残すのは失礼と自分に言い訳して全部食べてしまいました。

広間

広間には壇があり横にはレーザーディスクのカラオケ装置が鎮座しています。昔は団体客が広間に膳を並べて宴会などしていた姿が偲ばれます。

福島県の秘湯を守る宿の会員宿は栃木との県境の山奥に多いのですが、ここは比較的行きやすい位置にあります。接客のしっかりしている古き良き温泉宿という感じでクチコミの評価の高いのも頷けると思いました。

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