先日の土曜日に南山城に車で行きました。目的地は京都府立山城郷土資料館と恭仁宮跡です。車で1時間もかからないところなので、小旅行にもならないのですが投稿します。
実は前の週に行こうと思って出発はしたのですが、木津周辺で吹雪いてきたので自重して引き返したという経緯があります。この日はとても暖かく快晴でリベンジです。国道163号線はお出かけの際に何度も通った道で木津川沿いを走る気持ちのいいお気に入りです。
といっても最初の目的地、京都府立山城郷土資料館は川沿いを走り出すとすぐついてしまうところにあります。10年ほど前に言った覚えがあるのですが、改装中で展示物が少なく再訪したいと思っていました。今回は企画展もあるのでいい機会ということになります。
元気な受付の女性に200円を支払いまずは企画展の「暮らしの道具いまむかし」を見学。最近こういう企画展多いのですが、何度みても楽しい。
衝撃だったのはこちら。
自身が小中学生の頃に発売されたNECのパソコン「PC8801」です。となりに鎮座している大きいのは8インチのフロッピーディスクドライブ。規格の2Dは容量256KBです。メガでもギガでもなくキロなんです…最近のちょっとしたエクセルファイルも一枚では収まりません。
ちなみに長年お年玉を貯めて中学生の頃買ったパソコン(PC6001mk2SR)はフロッピーディスクすらなくオーディオのカセットテープを5分くらい読み込ませてゲームをしていました。フロッピーディスクすら憧れだったのです。
そのほかゲーム機:ニンテンドー64かな?とガラケーも展示されていました。ファミコンなどが展示されているのはよく見るのですが、こんな物が昔の暮らしの道具とされてしまうのですね。
続いて常設展を見学。こちらは撮影禁止ということで入口だけです。総花的な南山城の歴史の展示ですが、やはり奈良時代の展示が多いですね。
屋上からは木津川の景色を眺めることができます。この日は暖かく、しばらく見入っていました。
小一時間滞在したと思いますが、その後は一足伸ばして、恭仁宮跡に向かいます。いつも国道163号線を走るときは気になりつつも素通りしていました。
恭仁京は聖武天皇の時代に数年だけ都とされていました。幻の都ともいわれているだけあって、発掘調査以前は何も無かったよう。見学できるのは極めて簡素な「くにのみや学習館」という施設があるだけ。といってもほとんどDVDを流しっぱなしにしているだけです。周りの道は離合不能なほど狭いのでここに車を止めて散策しました。
こちらが恭仁京から遷都された跡に、山城国分寺に改築された本殿跡、そのほか石碑がちらりほらりとあるのを巡って散歩を楽しみました。
ここから、イオンによってお買い物をして帰ったのですがそれでもついたのは昼前。とても旅とは言えませんが、このような史跡に半日以下で行けるのですからいいところに住んでいると思います。次は久々に明日香村に行きたいと思っています。