乳頭-後生掛と巡り藤七温泉に連泊:夏休み湯治旅令和七年

大沢温泉で四泊した後、乳頭温泉と後生掛温泉と立ち寄り湯を楽しみ藤七温泉で連泊しました。

この日の行程は三陸でウニを求める「食」と乳頭温泉から八幡平周辺の「湯」と二択で考えていました。ところが、カムチャッカ沖の大地震で三陸は津波警報が出た影響が残り「食」の選択肢はなくなってしまいました。そんなわけで、前日に借りたレンタカーで朝8時ころ大沢温泉を後にして乳頭温泉郷に向かいます。

蟹場温泉

まずは蟹場温泉。超絶人気の乳頭温泉郷の中では比較的マイナーな宿ですが一番のお気に入りです。他の宿は名前の通り白濁したお湯なのですが、ここだけは無色透明。しかし湯の花が沢山浮かんでいて、いいお湯だと思います。写真は遠慮していますが、建物から50mほど離れた林の中にある露天風呂「唐子の湯」が素晴らしい。無になることができてすごく癒されます。そして木々の中というのになぜかアブなどいやな虫はみたことがないです。なんでだろう?この日は平日ということもあり、30分ほどずっと独泉できました。

妙乃湯

続いて向かうのは程近くにある妙乃湯。ここは乳頭温泉郷の象徴「鶴の湯」に次ぐ人気の宿で、数回来たことがあるのですがいつもたくさん人がいて早々に退散していました。しかし、この日11時ころに行ったところ、最初こそ外人や若い人のグループがいて長居はできないかと思っていたのですが、すぐに出たようでこちらもほぼ独泉状態。ゆっくり温泉につかると魅力を再評価しました。
特に露天の銀の湯は比較的ぬる湯で長居しました。基本熱めのお湯が好きなのですがこの暑さだと、ここのぬる湯は最適ですごくよかったです。成分表を見ると30℃の鉱泉で沸かしているようですが、そんなことはどうでもいいやという気にさせられます。いつか泊まってみたいと思ったのですが、一人泊だと最低でも3万円コース。また息子でも連れてこようかと思います。

鶴の湯にもよろうかと思っていたのですが、思いがけず妙乃湯で長居してしまったので素通りして八幡平に向かいます。途中にあるpH1.2の強酸性、玉川温泉も検討しましたが、連泊予定の藤七温泉も酸性泉ということもあり自重。比較的穏やかなpH3.0の後生掛温泉を選択しました。直近で岩手側から何回か行こうとしたのですが、ふけの湯に阻まれ?ていけずじまいでした。秋田側からのアプローチなら先に到達できます。

後生掛温泉

ここに立ち寄り湯で来るのは二回目です。山道の運転が億劫だったとか、いったのに駐車場が満車だったとかで未遂のことが多い、なぜか縁遠いところです。先に売店など物色し、食堂があったのでランチと思ってメニューを見ていたら「ごめんなさい13時でオーダーストップなんです」とのこと。それは早いな…
ここは蒸し風呂とかオンドルとか蒸気サウナなどバラエティ豊かなのですが、前回と同様に気に入ったのはこじんまりとした露天風呂。別に見晴らしはよくもなんともないのですがなぜか落ち着きます。いつかオンドルも試してみたいと思うのですが、別料金だったりいろいろ面倒で今回もパスしてしまいました。

みっつも温泉をはしごして堪能しこの日の宿の藤七温泉へ。今回は初めて連泊します。
今年に入ってもう三回目ということもありトピックスだけ記します。

藤七露天

まずは定点観測のようになっている露天風呂です。朝の掃除の時間に撮影しました。この日も天気に恵まれてとても明るい。ひと月前に来た際には上部のほうにあった残雪はもう消えています。虫が出はじめていて、夕方は入ってられないくらい酷く女性がキャアキャア言いながら逃げまどっていました。上の全体がよく見える位置に道路が通っているのですが、よく車を止めて眺めている人たちがいます。
逆側の宿泊者専用露天風呂は見晴らしがよく、二日ともご来光を拝めることができました。昨年までは天気が悪いことが多く悔しい思いばかりでしたが今年はどうしたものか?

藤七朝焼け

こちらは夜明け30分くらい前の朝焼けの段階。少し雲があったほうが迫力がありますね。もう10分くらいすると赤色はなくなってしまうのですがどういう仕組みなのだろう?

藤七逆露天展望

御来光の瞬間はお風呂にいたので画像はありません。こちらは7時前に横の駐車場から取った写真です。朝日にてらされた岩手山がとてもきれいに思うのですがいかがでしょうか?右端のよしずに囲われたなかに男湯があります。こんな景色がお風呂に入りながら堪能できるのです。ただしこの日は日差しが強すぎて焼けてしまいそう。

藤七バイキング

夕食はいつも通りのバイキング。初日の食材なのですが、この「みず」という山菜がおいしい。少しの粘り気がありながらもシャキシャキしていい歯ごたえ。

藤七夕食2

こちらが二日目の夕食です。趣旨不明な選択になっていますが、朝に「滞在中」という札を渡されます。

藤七夕食サービス

すると、あぶったマスと、デザートの連泊サービスを頂きました。地理的に厳しいところですが、心意気が嬉しいですね。

藤七ランチメニュー

中日は部屋でだらだらしていました。食堂はお昼も営業していて、稲庭うどん/南部そば/カレーといった軽食だけのメニューです。

藤七天ぷらそば

折角なので、天ぷらそばを頂きます。夕食のバイキングで天ぷらはあるのですが少し時間がたったもの。ランチでは揚げたてをいただけました。
1,400mの高地にあるので、気温は高くても30℃ほどで過ごしやすいです。部屋に直射日光が降り注ぐので時間帯によっては休憩所などに避難しましたがのんびり過ごすことができました。

ここまでの行程については上記リンクからご覧ください。

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