先日の休日に愛知県の安城市まで行ってきました。目的は安城市歴史博物館の特別展「家康と一向一揆」です。
桑名市博物館でチラシを見てこの特別展を知って行きたいと思っていたのですが、安城は名古屋からでも小一時間かかってしまうので躊躇していました。しかし会期が迫ってきていて、近鉄の株主優待きっぷがあまっていて名古屋には安く行けることから一念発起して行くことにしました。
暖かくなってきて早朝出発も楽になり、最近は乗り慣れてきた「ひのとり」で名古屋まで行き、名鉄に乗換えて博物館の最寄り駅南安城には10時ころ到着しました。さすがに遠いか…市立博物館までは徒歩15分で気持ちのいい散歩になります。
安城市歴史博物館は公民館などの施設のある公園の一角にある立派な建物。明石市などもそうなのですが、安城市のこの博物館も意欲的に企画展などを実施していてやる気満々という印象。見学する方としてもこのようにお金をかけてくれる市はありがたいと思います。
大河ドラマの影響もあると思いますが、訪問客も多くなかなかの盛り上がりです。この横にはミュージアムショップもありました。
テーマは家康が桶狭間の戦いの後三河を支配し始めた頃に起こった一向一揆で、将来重要な家臣となる国人たちも背いた家康の三大危機の一つに数えられているという事件。背景からその後の状況含めてなかなかの見応えがありました。浄土真宗の歴史についてもっと勉強したくなっています。
安城市の常設展は二階で一般的な市立の博物館と同様、縄文時代からのこの地域の歴史の展示があります。養蚕が盛んだったこと、組織的な農業経営が発展して「日本のデンマーク」と言われていたことなどが興味深かったです。
特別展も常設展も展示が充実していて1時間以上をここで過ごしました。少し疲れたのでベンチで休憩した後、JR安城駅までバスで移動。折角名古屋まで出てきてもったいないのですが、安城市歴史博物館に満足してしまって駅ビルでウロウロした後近鉄で生駒まで帰りました。歳を重ねて疲れやすくはなっていますがもう少し頑張らないといけないかなと反省しています。