3月下旬の3泊4日東北ひとり旅3日目の行程を投稿します。大沢温泉からかみのやま温泉に移動して上山城跡にある資料館を見学しました。
二日目までの花巻大沢温泉で二泊した行程については下記をご覧ください。
大沢温泉に連泊したわけですが、土曜日にどこに泊るかは行くまで決めていませんでした。場合によっては土曜日中に東京に戻ることも考えたのですが、折角なのでもう一泊してどこかに行きたいところ。
そんなわけで金曜日中にあれこれ探したのですが、かみのやま温泉に良さそうな宿が見つかったので、一泊して日曜日は山形を観光することにしました。山形はほぼ素通りするばかりで滞在したことがないのですが、面白そうなところはいくつもあります。
送迎バスで新花巻駅に向かい、新花巻→仙台→山形→東京というルートの少しややこしいきっぷを買います。山形で分割して買うより800円ほど安くなるのですね。
盛岡始発の「やまびこ」は新花巻からなら自由席で充分。仙台までにだんだん混んできますが窓際とC席が埋まるくらいでしょうか。よく眠れて仙台を乗り過ごしが心配になるくらいで、古川からは寝ないように気をつけていました。
小腹が空いたのでちょっと食べるものを買いたいところ。久々に笹かまぼこを食べようと思い売店をのぞいて手頃な二枚入りを買いました。
仙台からは仙山線の快速で山形へ。こちらは4両つながっていましたがかなり混雑。仙台近郊で降りる人も多いのですが、県境を越えるくらいでも半分くらいは席は埋まっていました。広瀬川の作る深い谷や高低差の大きい車窓が楽しい路線なのですが、長椅子に斜めに座って外をみていました。
山形からかみのやま温泉までは駅三つですぐです。上山は思っていた以上に賑やかな温泉街です。駅前には旅館の旗を持った人がいて、同じ時間に着いた「つばさ」から降りてきた客を次々に送迎車に案内していました。最近は見ない光景のような気がします…
予約した宿は徒歩15分くらい。荷物は重いですがタクシーを使う訳にはいきません。まだ3時過ぎなので宿に荷物を置いて上山城に行こうと思います。
城跡は「上山城郷土資料館」として整備されています。上山藩は幕末まで存続した藩なのですが、江戸時代前半に城は破却されてしまって1982年に再建されたものです。実は破却される前にも天守はなかったそうで、再建とも言えないものだそうな。
経緯は色々ありますが資料館としてはとても面白かったです。羽州街道の要衝で温泉は室町時代からあるので江戸時代から繁栄していたそう。この地域の郷土資料館ではよくあるのですが戊辰戦争の際の悲しい話は身につまされるものがあります。
順路はエレベーターを上って最上階の展望台から降りてくる形。お城にエレベーターというのも掟破りという気もしますが、模擬天守ということで…なんといっても楽でよかったです。最上階からの眺めはこんな感じ。
この画像ではぼやけてしまっていますが、右端に高いビルがみえます。「スカイタワー41」なるタワーマンションで、こんな処にタワマン作って大丈夫なのかと心配になりました。後で調べてみると日本で一番安いタワマンとか、分譲価格を半額にしてようやく完売したとか、デベロッパーは破産したとか不穏なことが書かれていましたが、住民からはそこそこ評判がいいとのこと。
その後は温泉街を散策して17時過ぎに宿に戻りました。ふとしたところに足湯があったりで温泉街という感じです。長くなりましたので宿泊した宿「ステイインホテル上山」については追って投稿します。新しくてユニークでいい宿でした。