霧と雨で不首尾だった一週間前の藤七温泉に再泊しました。今度は晴れ間もあり念願の満天の星空と御来光をみることができました。
藤七温泉に着いたときは薄曇りでちょっと厳しいかと思っていたのですが、雨は降りそうにないので露天風呂は充分に楽しめそうと思っていました。
まずは露天風呂で1時間ほどまったりです。いつもは時間を気にしながらの入浴ですが、早めに着いたので気の済むまでいろいろな浴槽に入りました。この日は各浴槽ややぬるめで逆側の男女別露天風呂の方が熱めの適温でした。
相変わらずあちこち傾いたりひずみのある建物ですが某部屋の入口ドアがこちら。上部に三角形の隙間がありますが、ちゃんとしまっていてこの状態です。この部屋はさすがに泊めないのかと思っていたのですが、人が出てきたのでビックリしました。
今回のお部屋はこちら。ここしか空いていなかったのですが、前回より少し広くて少し高い部屋です。
夕食は相変わらずバイキングでこちら。今回は炭水化物を禁じられているわけではないので稲庭うどんやカレーも頂きました。うどんは山菜とネギをたくさん入れて美味しかったです。
暗くなってからの9時過ぎに露天風呂に行くと晴れていて念願の満天の星空を見ながらの入浴が実現しました。特に少し離れた位置にある「一の湯」あたりは暗くて本当に良く星が見えました。ただしめまいの持病がある身としては行く過程が暗くて怖い。また湯温がぬるすぎて長居できなかったのは残念。
お風呂からあがった後も道路側の暗いところに出て星を見ていました。惜しむべくはもっと度の強いメガネを持ってきたかったところ。
そして御来光を見るべく早めに寝て備えます。日の出は休憩室に4時55分頃と掲示されていました。スマホでタイマーをセットしていたのですが眠りは浅く4時半頃には眠れなくなり御来光が見られる東側の露天風呂に向かいます。
八幡平山頂は霧が深く厳しいかと思いましたが、東側は薄曇りの状況でもう朝焼けの状況でした。
稜線の一点が光ってだんだん丸い太陽が姿を見せていきます。完全に晴れていたわけではなく少しぼやけた感じではありましたが御来光の過程を充分に楽しむことができました。
御来光に熱中していて気づかなかったのですが、ふと後ろを見ると浴槽には他に5人ほど入っていました。物音がしたので何人かいるかと思ってはいましたがこんなにいるとは…朝早くからご苦労なことです。
太陽が昇ってしまうと一人二人と露天風呂を去って行き最後に残った段階で撮った写真がこちら。もう稜線を離れて日は昇りきっていますが案外いい写真かも。
一週間前のリベンジ達成で充分気分をよくして部屋で二度寝しました。朝の明るい明るい露天風呂です。お掃除の時間に撮影しました。
翌朝の朝食はこちらこの日は制限がなかったのでご飯と明太子も頂き、やっぱり湯豆腐が美味しくてたくさん頂きました。
あとはもう北上まで走ってレンタカーを返し、東京に戻るだけです。単身赴任生活をいいことに8泊9日におよぶ湯治旅を充分堪能しました。「鈴木敏夫とジブリ展」で鈴木さんの偉大なマンネリズムという表現がありましたが、夏休みの湯治旅は毎年こんな形でいいのではないかと思っています。
一週間前の雲の中だった藤七温泉の記事などはこちらをご覧ください。