田端文士村記念館と板橋区立郷土資料館

先日の関西に帰らなかった週に北区、板橋区の資料館二つを訪問しました。

同じパターンで以前、新宿歴史博物館、品川歴史館を見学したのですが、板橋区郷土資料館については、江戸四宿というテーマの一環になります。
一番の目的は板橋でしたが、それだけで一日使うのはもったいないので同方面で面白そうな田端文士村記念館に寄りました。

田端文士村記念館

ここは田端駅のほぼ駅前。田端文士村とは明治から昭和初期にかけて芥川龍之介をはじめとした文士の方々が田端に居を構え、また、上野に近いことから芸術家も多く住んでいました。この記念館ではこの時期に田端に住んでいた文士、芸術家の諸々を展示しています。もちろんメインは芥川龍之介の生涯なのですが、残念ながら撮影は一切禁止なので建物以外の画像はありません。

西高島平駅

続いて板橋区立郷土資料館に向かいます。山手線と都営地下鉄を乗り継いで終点の西高島平へ。あまり便のよくない位置にあって20分近く歩きました。

外観

室町時代の赤塚城址にある板橋区立郷土資料館は新宿や品川ほどではないですが、立派な施設です。

内部

郷土資料館と言うことで総花的な板橋区の歴史展示がメインですが、注目はやはり中世以降。中山道の最初の宿場町は江戸四宿のなかでは一番小規模ですが、大いに賑わっていたそう。他の宿場町と同様岡場所としても賑わっていて、最大の遊郭であった「新藤楼」の玄関も移築されて屋外に展示されています。区の資料館ですから小学生の社会科見学などで子供も来ると思うのですが、どう説明するのだろうかと余計な心配をしてしまいました。

なりもす

そのほか面白かったのがこれ「なりもす駅」。いまは全国に広がるモスバーガーの一号店は成増にあるそう。区が一企業に肩入れをするのはどうかと言われそうですが、地元の自慢になるかもしれないことは大事と思います。
大規模団地高島平の課題とこれからなどの展示も興味深かったですし思った以上に面白かったです。

旧家

最後に屋外に展示されている古民家を見学して、資料館をあとにしました。たくさん歩いて疲れたので帰路はバスに乗って成増駅へ。

資料館めぐりもテーマをもって望むと楽しいですね。あとは奥州街道/日光街道の千住宿なのですが、展示のある足立区立郷土資料館は大規模改修のため閉館中で、令和七年三月まで待たねばなりません。でもきっとリニューアルで展示も充実するでしょうから楽しみに待っています。

一応ですが、江戸四宿シリーズ前回の品川宿のリンクをつけておきます。

東京在住の休日に品川歴史館へ
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