和商市場勝手丼と川湯温泉ホテルパークウェイ:釧路格安一人旅二泊三日

先日は北海道の釧路に二泊三日で行ってきました。やはり二泊では物足りなかったのですが、久々の道東を楽しみました。

昨年、帯広に行き、やはり北海道はいいと思っていたのですが、飛行機で安くいこうとすると東北と違ってかなり前から計画を立てる必要があります。AIR DOの早割ならかなり安いので三か月前に往復2万円ちょっとで予約しました。

飛行機

金曜日に有休を頂き朝早いAIR DOで釧路までひとっとび。この日の東京は雨で酷い写真ですが機体はB737-700。

ドリンクサービス

AIR DOには初めて乗りましたが機内の無料ドリンクの選択で「ほたてスープ」があります。これはユニーク。喜び勇んでお願いしましたが、なかなか濃い味でおいしい。他の乗客の方々もスープを選択した人は多いようでした。

連絡バス

雨のためか出航が20分遅れてその分到着もおくれましたが、接続するバスはすぐ出発したので、吸収できたかも。

釧路駅

小一時間ゆられて、釧路駅に到着しました。釧路駅に前回来たのは約30年以上ではないかと思います。駅ビルには見覚えがあり感慨深いです。

和商外観

最初の目的は和商市場で「勝手丼」を食べること。青森の「のっけ丼」と同じコンセプトです。ごはんを買って、各お店で好きな具を買ってのせて好き勝手な海鮮丼を作って食べるもの。

和商勝手丼お店

ごはんは少なめでいいので100gを購入。「勝手丼」と大きく掲げている看板のお店に近づくと、おじさんが新鮮さを売り込みに来ます。品揃えは一番で他のお店に行っても戻ってきたりするから、ここで全部買えと説得されます。確かに食べたいものは全部ありそう。釧路産が明示されていたりいいかも。

和商勝手丼購入

ぐるぐる回るのも楽しいのですが、面倒になり指示に従ってごらんのとおり。

和商勝手丼盛付け

欲張りすぎて具は全部乗りません。米と合わせて食べたいウニとイクラとあとちょっとだけのせて、あとは刺身としていただきました。ウニはバフンウニでやっぱり最高。イクラも味が濃くてかなり美味。中トロはもうひとつだったかな。もうちょっと奮発して大トロにすればよかったなどと考えたりしました。とはいえ、充分満喫して2000円ちょっとでしたからやはり安い。

和商内部

この時点で11時ころ。この日の宿は川湯温泉で、釧路発14時過ぎなので3時間あります。釧路では資料館を二つまわる予定で、この日のうちに近いほうの釧路市立博物館に行ってしまおうと思います。

釧路市博外観

バスで5分ほどの市立病院までいき、そこから少し歩いて博物館に到着。釧路市は人口15万の大都市ですから、なかなか立派な建物です。

釧路市博タンチョウ

まずは4階に登りタンチョウやアイヌについての展示を見学。アイヌがヒグマの子を育てたという記述がありビックリしたのですが、あとで調べたところ本当らしいです。ヒグマは山の神で、母熊が狩られた後に残された子熊は神の使いだそう。1年2年育てて儀式で山に返すのだとか。

釧路市博漁業

個人的に興味があるのは2階の近代の釧路。明治以降漁業は発展していまもトップクラスの水揚げ量です。そして衰退してしまっていますが石炭をはじめとする鉱業も盛んでした。小一時間くらい一通り勉強して釧路駅に戻ります。時間的には余裕があるので4kmくらいありますが歩こうと思います。この日の気温は20℃台前半で気持ちのいいウォーキングになりそう。

港文館

と、いうのも寄ってみたい施設が通り道にあったからです。こちらがその一つ、港文館。石川啄木が釧路新聞の記者をしていたころの社屋を復元した施設。二階にある石川啄木関連の展示を見学しました。この人、釧路には76日間しかいなかったのですが、やっぱりやんちゃしてたみたいですねー。
その他、歌碑がいろいろあったり、釧路フィッシャーマンズワーフMOOなどを休み休み立ち寄って、釧路駅には13時半ころ戻ってきました。

釧網本線

ここからは釧網本線に乗って川湯温泉まで向かいます。早めにホームに行ったので窓際の席を確保できましたが、金曜日の午後の列車は結構混雑していて途中まで立っている人もいました。

川湯温泉駅

釧網本線は日本有数の景色のいい路線で、釧路湿原の景観を楽しみ、16時ころ川湯温泉駅に到着しました。

宿外観

この日の宿、ホテルパークウェイは徒歩5分で、列車でいける宿という意味では最適の宿かもです。

宿部屋

案内されたお部屋はこんな感じで至って普通。食事は食堂で頂くので布団はもう敷いてあります。こういう宿は最近は多いと思うのですが合理的と思います。どうしたことかwifiの入りはイマイチで、本当に使いたいときはロビーのルーターの近くのデスクで使いました。

内湯

続いてお風呂。特に撮影禁止と書いてないので撮ってしまいましたがこちらが男湯の内湯。

露天小

露天風呂には外に出て20mほど歩きます。裸で行かねばならないので真冬だとこの間に凍えてしまわないか心配ですが、この季節なら問題ナシです。源泉はpH7.0/60.2℃の重曹泉で無味無臭で特徴はありませんが露天は熱めでした。

露天アプローチ

それとは別に「枯山水」と銘打つ混浴の露天風呂があります。こちらは建屋をでて歩く必要があり、冬季は閉鎖とのこと。

露天大

広くてなかなかいい感じですが、この日はお湯が熱くて長居できそうにありません。建屋をでて歩いて入るまででもないのか、人は少ないようにみえました。

夕食メイン

夕食は開始時刻を18:00~19:30まで選べます。18:30を選択してまずはこちら。お造りは自家養殖の摩周鯛でこれが名物です。手前の小鉢の味噌だれがかかっている青菜がおいしく何かと聞いたところニラとのこと。ゆがいたのでしょうがこんな味になるのですね。びっくりしました。

鯛唐揚げ

遅れてきたのが、摩周鯛のから揚げ。これもおいしかったです。お造りにすると普通に美味しいくらいでしたが、こちらは絶妙の塩加減でかなりレベル高い。その他に天ぷらもきました。この内容で一泊二食で1万円を割るのでかなりコスパ高いです。

天ぷら

その後は、食堂に「北斗の拳」の一気読み版?があったので、最初からラオウとの死闘まで読んでしまった…気が向いたときにお風呂に入ったりでやはり至福のときです。

朝食

ぐっすり眠れて翌朝の朝食はこちら。ご飯がおいしいのですが、ダイエット中であまり食べられずもったいない。その後は列車の時間があるのであまりゆっくりできず8時前に宿を出ました。
ホテルパークウェイすごくよかったです。温泉も部屋も食事も特別ではなかったですが、減点材料は何もなくとにかくコスパがいいです。川湯温泉となるとなかなか気軽には行きませんが、道東の旅に出ることがあれば、泊まりたいと思います。

長くなりましたので以降の行程は追って投稿します。
川湯温泉まで釧網本線を使ったのは時間的には失敗だったかもしれません。このまま釧路まで戻ったので折角摩周湖の近くまで来たのに屈斜路湖にも阿寒湖にもいけずじまいでした。

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