青森一人旅はきままに無計画で:ランプの宿青荷温泉に宿泊-宿について

梅雨前の6月の一人旅で宿泊した青荷温泉について投稿します。携帯は圏外、基本電気のないデジタルデトックスな宿です。秘湯中の秘湯といった趣ですね。

国道からほぼこの宿専用の細い山道を6km、最後はほぼ砂利道で運転には気を遣います。
駐車場は少し手前にあり、そこからは徒歩。いつもは夏休みの繁忙期に行って駐車場に駐められるか心配するくらいでしたが、この日はだいぶ余裕があり拍子抜けでした。以前は人気の宿で予約も取りづらかったのですが、今回は前日に予約できましたし少し心配になります。

入口

急な坂を下りていくと山深いなか突如としていくつかの建物が現れてきます。こちらが本館の建物ですぐのところにある帳場で受け付け。横にはお土産などを売っている売店があります。

地図

館内の地図がこちら。切れてしまってみえないのですが、玄関の手前にもお風呂のある建屋があります。本館以外にも複数の離れに客室やお風呂がある構成になっています。お風呂はいくつかの建屋に散在していて「よっつのゆっこ」が自慢の宿です。

吊り橋

地図にあるとおり本館と露天風呂や離れの間には青荷川が流れています。そのためこんな吊り橋がかかっています。2年前の豪雨ではこの吊り橋も流されたとか。
電気は全くないかというとそういうわけではなく、防災設備やトイレといった用途で最低限使われています。以前はドリンクの自販機がひとつだけあった覚えがあるのですがなくなっていました。これは気をつけた方がよくて、今回は翌朝7時に売店が開く前にペットボトルのお茶がなくなり飲み物がなくなるところでした。もっとも洗面所の蛇口の水も充分美味しい水のようで気にすることはないかも。

客室

今回泊ったのがこちらの六畳間です。窓から青荷川の流れが眺められるいい部屋でした。冷蔵庫やテレビはもちろんありません。洗面所には「当館ではドライヤーは使えません」とビシッと書かれていました。髪の長い女性はしかるべく対応が必要かも知れません。

ランプ

こちらが部屋のランプです。全31室という山奥の一軒宿にしては規模は大きいと思うのですが、満室の場合は140個のランプが必要で配置するのに2時間もかかるのだそうです。吊り橋の手前にランプ小屋があります。
しかし、夜はこの光だけでは本も読めません。そこで有効だったのが青森駅の百均で買ったランタン。乾電池三本でかなり明るいです。一緒に買った文庫本をこれを使って読みました。以前泊ったときに他のお客さんが持っていたのをみて傾向と対策的に買ったのですが正解でした。
もちろん電池は別売りなのですが、買ったその場でセットしようとしたらドライバーがないと電池のフタが開かない仕様。追加で小さいドライバーまで買わされましたが、それでも300円ですから安いもの。百均ってすごいな。

ランタン

とはいえテレビもなく夜は暗さとの戦いで、あまりすることがありません。皆さん早めに寝てしまうのでは?有効な機能は時計のみになったスマホで覚えていますが、自身も9時台に寝てしまったと思います。
翌朝は5時半頃目覚めてまたお風呂に行きました。先客もいたり廊下で他の宿泊客とすれ違ったりしましたので、皆さん早寝早起きになるわけですね。

景色

この日の朝は晴天で緑がまぶしいです。いままで二回泊まりましたががいずれも天気はよく、朝の景色はいつも最高とおもっていました。
しかし実は二年前に泊る予定にしていたときは直前に台風の豪雨で色々水没してキャンセルに。コロナ禍の余波か台風でキャンセルが出たのか、幸い酸ヶ湯温泉が空いていて宿泊できましたが、なんだか両極端で不思議な縁のある宿です。今年の夏休みは7月末でまた泊る予定にしていますので、台風の影響など受けないことを祈るばかりです。

長くなりましたので温泉と食事については追って投稿します。

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