米沢まで戻り姥湯温泉桝形屋に宿泊:南東北湯めぐり一人旅

東鳴子温泉郷の大沼に宿泊した後は福島まで戻り、夏休みに宿泊した姥湯温泉桝形屋に再度泊まりました。

日曜日に鳴子で泊まって東京に戻るつもりだったのですが、ひと月前に泊まってよかった姥湯温泉に空室があり、月曜日に午前だけ会社を休めば成り立つこともわかり再訪することにしました。

陸羽東線

好印象の東鳴子温泉郷旅館大沼を後にして、10時過ぎの鳴子御殿湯駅から列車でまずは福島まで戻ります。今回は峠駅からの送迎で行くので古川、福島と乗り継いで向かうのですが、一本でも乗り遅れるとアウトなので居眠りして乗り過ごすことのないよう気をつけました。

大回りきっぷ

なお、乗車券は東京から山形、新庄、鳴子温泉、古川と経由して福島までぐるっと回るきっぷを株主優待で購入しています。優待券の費消をおさえて安くあげられたと思っているのですが、ホントかな?検証はしていません。

峠駅

無事、寝過ごすこともなく峠駅につきました。板谷峠の県境付近の秘境駅で、スノーシェッドに覆われて物々しいですが案外に乗降客は他にも5,6人くらいいます。滑川温泉、姥湯温泉という人気宿の最寄り駅だからですね。
宿の送迎車に乗り込もうとしたのですが、発車は30分後とのこと。そこで気になっていた「峠の茶屋」に行きます。

峠の茶屋

山形新幹線の開通前のスイッチバックの駅だった峠駅ではホームで売っていた「峠の力餅」が名物でした。止まる列車も少なくなった昨今でも昔のまま停車時間も少ないのにホームでの販売が続けられていて、感銘を受けています。

峠の力餅

駅からすぐのお店では軽食なども食べられる茶屋があり行ってみると一人前二個入りの力餅を頂きました。
ひと月前はレンタカーで離合難儀な狭い山道を10km近く走りましたが、宿の送迎車に乗せてもらえるなら気楽なものです。ところが途中からぽつりぽつりと雨が降り出し、駐車場に着いたときには土砂降りの雨。この宿、駐車場から建屋まで急な坂道を500mほど歩かねばなりません。宿の人は小降りになるまで車で待っていてもいいと言われましたが、折りたたみの傘もあり折角なので行くことにします。靴下やズボンの膝下がずぶ濡れになりましたが無事到着してチェクイン。

姥湯部屋

今回の部屋はこちら。一人泊なので前回とあまり変わらないですね。お風呂などについては下記URLの前回の投稿をご覧ください。

一時間もすると雨は止み、相変わらずのワイルドな露天風呂を楽しむことができました。下の写真は建屋から露天風呂の方を写した写真です。真ん中の建物が脱衣所でこのあたりに女性専用含めて3つの露天風呂があります。お風呂自体は撮影禁止なので自重していますが、国内でも一二を争う個性的な露天風呂ではないでしょうか。

姥湯景色

早い時間に宿の到着したのでずいぶんとのんびりできました。時間の使い方も贅沢に感じます。八月下旬で東北も平地は酷暑でしたが、1000mを超える高地のここは過ごしやすく一番いい時期かも。

姥湯夕食

夕食は今回も部屋食でこちら。やっぱり米沢牛のしゃぶしゃぶが美味しい。量を追う歳でもないのでこのくらいが適量かも知れません。
翌朝は8時過ぎの峠駅発の電車に乗らねばならないので、朝食は7時からで宿を7時40分に出発と言われています。早めに寝たのですが、5時には起きてしまってもう眠れず、明るくなってからはまた露天風呂に入って過ごしました。

姥湯朝食

朝食は広間で頂きます。この日、送迎をお願いしたのは自分一人でちょっと申し訳ない。前に滑川温泉福島屋で送迎を使ったときは姥湯温泉からは送迎車が二台でていて、10人くらいいたようにみえたのですが、同じ満室でも随分違うのですね。

姥湯リフト行き

宿から駐車場まで500mの坂道と前述しましたが、荷物はこんなリフトで送ってくれます。前回レンタカーで来たときは重い荷物を背負って急な坂道でフラフラになりましたのでこれはありがたい。ゆうても今回の登りは豪雨でしたが…

姥湯リフト受け

吊り橋の入口で荷物を受け取って送迎車で峠駅に向かいます。
峠駅で待っていると静寂の中に突然警報音が響きわたり、「つばさ」が通過していきました。ほぼ満席のようにみえましたが、月曜日の朝に山形に向かう人は多いのでしょうか。

峠駅つばさ

その後は福島に出たあと新幹線で東京に向かいます。指定席は「やまびこ」は混んでいましたが「つばさ」はだいぶ空いていました。どういうことでしょうねぇ…

福島駅

東京駅に着いた後そのまま出社したわけですが、硫黄臭くなかったか心配です。当日朝まで別世界の温泉につかっていたりしたので、まるで仕事に集中できなかったですね…

この記事以前の行程は上記URLからご覧ください。普通の土日というのに月曜日に午前半休を取っただけで、南東北へ案外な長旅を実行できてしまいました。これも東京に単身赴任をしているおかげなのですが、残り少なくなってきていると思うので、今のうちに楽しんでおきたいと思います。

参加しています
にほんブログ村 旅行ブログ 国内一人旅へ 一人旅ランキング