特急オホーツクと旭川街歩き:道東流氷ひとり旅

網走に流氷を見に行く真冬の一人旅最終日は女満別で宿泊後、旭川まで移動しました。街歩きを楽しみその後は、東京まで飛行機で戻ります。

網走でレンタカーを返して、この日の宿の女満別に向かいます。女満別と言えば空港のある街なのですが、泊るのは駅から徒歩5分ほどにある「湯元ホテル山水」。

宿外観

スーパー銭湯が宿泊営業もしているくらいのホテルですが、夕食はこの通り豪華で全体的にレベルが高く言うことなし。これでもボリューム控えめプランとのこと。川湯温泉のホテルもやたらと料理的にコスパ高かったのですが、北海道の宿ってどこも食事の満足度は高いと思います。

宿夕食

温泉も美肌の湯というだけありアルカリ性とろとろ系でお気に入りです。露天風呂はまったりしているとタオルや髪の毛が凍ってしまうのですが、熱めのお湯で全体としてはちょうどいい。氷点下の気温と熱い温泉というのも案外にいい組み合わせであることを発見した気分です。
翌朝は7時過ぎの特急に乗るので夕食のみのプランにして早めに就寝です。夜のうちに朝ごはんどうするんだ?と気付きました。来るとき女満別駅近くにはなにもないことは確認済み。JR北海道の特急に社内販売など期待できません。

宿セコマ

宿の周辺マップを見ると10分ほど遠回りすれば「セコマ」があるようなので、寄って朝ごはんを買いました。その日は最低気温-10℃で風も強くないので助かりましたが、-20℃で吹雪とかだったら朝ごはんは諦めていたでしょう。

特急乗車

そんなわけで無事特急「オホーツク」に乗り込みます。暖かい車内で椅子もゆったりして快適。

特急座席

この特急は遠軽で方向転換をするのでどうするのかと思ったのですが、車掌から「お近くの席の方と声を掛け合って椅子を回転させてください」とのこと。遠軽に着くとみなさん暗黙の了解のもと回転させていました。そしてさらにたくさんお客さんが乗って指定席はほぼ満席になります。

特急車内販売

そして嬉しくも意外なことに社内販売を開始する旨の車内放送。ただし通常の社内販売ではなく北見市とボランティアが地域の名産品や鉄道グッズの販売してくれるというもの。せっかくなので、ホタテ薫油漬とフィナンシェを買いました。石北本線も赤字で存続が危惧されているようでその対策の一環とのこと。一日二本しかない3両編成の特急が休日に満席になるくらいでは収支は厳しいのでしょう。

特急鹿

動物が線路内に立ち入っているため、途中の山間では減速する区間が多くあります。窓の外を見るとシカがたくさん。こりゃ確かに減速しないと走れないかも。石北峠のあたりが特に多かったです。こんな按配で旭川まで3時間と少しの汽車旅を楽しみました。新幹線の関西東京間より長い時間なのですが雲泥の差。少しも退屈しませんでした。

東京行きのフライトは夜7時なので、コインロッカーに荷物を預けて旭川街歩きを楽しみます。
まず行きたいのは「三浦綾子記念文学館」。駅の案内所で聞いたところ、バスは便も少なく歩いたほうがいいとのこと。後々のことを考えてタクシーを使いました。1000円もしませんでしたが、無理は禁物です。

三浦外観

タクシーを降りると観光客らしき人々がいたのですが、皆さん奥の「外国樹種見本林」に行くよう。「氷点」で有名な三浦綾子さん。中学生くらいのときに熱心に何冊か読みました。最近になって調べたのですが「通俗的」とのことで文学的評価は低いとのこと。確かにテレビドラマ的な内容だからでしょうか?少し残念に思ったので今度一冊読み返してみようと思います。どう感じるか?今となっては物足りなく感じるのかも。

三浦展示

「塩狩峠」「泥流地帯」といった少年のころに感じ入った作品もあり熱心に見学しました。本当に病気ばかりで旦那さんと二人三脚で執筆していたととで頭の下がる思いです。

三浦書斎

こちらが執筆していた書斎。文学記念館あるあるですね。比較的広めかな。

旭川ラーメン

続いて向かうのは駅までの途中にある「旭川市博物館」もうお昼になっていたのでその途中の道の駅「あさひかわ」でランチ。フードコートにあった梅光軒の醤油バターコーンラーメン。具沢山で美味しい。無計画に入ったのですが有名店で待たずに食べられたこともあり大満足。

旭川博入口

博物館のある大雪クリスタルホールはすぐです。一角に「旭川市博物館」があります。入館料は350円ですが、三浦綾子記念館の半券を見せたら310円になりました。
広い館内は一階と地下一階に展示スペースがあり、階上はアイヌが中心、階下は旭川の自然や歴史の展示になります。登別や帯広でもアイヌの展示は見ましたが、内容が充実していて歴史や文化を体系的に学べた点は特によかったです。

旭川博展示

自然や歴史のフロアは一般的な市立博物館の形態ですが、やはり近現代の展示に熱が入ります。旭川は陸軍第七師団が置かれて軍都として機能していました。いまも自衛隊の駐屯地があり「北鎮記念館」という資料館もあるのですがこちらは次回にまわしましょう。

旭川博ポスター

古いポスターはいつ見ても楽しい。昭和25年の道博の際のものです。寒さや雪も深い旭川なので市民の生活の展示も興味深いところ。

こちらも堪能して10分ちょっと歩いて駅に戻ります。駅に戻る間際に雨が降り出しました。雪より難儀かも。でも本格的に振る前に建物に入れたので問題なしです。最初にタクシーを使ったのは正解だったかもしれません。

旭川駅イオン

駅前にイオンのフードコートで休憩。そしてまだ時間はありもったいないのですが、早めのバスで空港に向かい、ラウンジでゆっくりしました。あとは飛行機で東京に戻るだけです。

水曜日が祝日でリモートワークを一日したとはいえ4泊5日の大旅行になりました。出発時点では気分が乗らず事前の調べもいまいちでしたが、無事流氷も見られたし、釧路、網走、北見、旭川とまわり行きたいところは全部いけて冬の北海道を堪能した気分です。2月中旬という極寒期でしたが、かなり暖かい日が多く吹雪くこともなく、天候には本当に恵まれました。前半は体調がいまひとつでもったいないところもありましたが、北海道は冬もいいなーと再確認。次回は稚内か根室か…北か東の果てを目指したいと思っています。

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