院内銀山異人館

平成29年夏の一人旅で訪問した院内銀山異人館について投稿します。10年ぶりくらいの再訪でしたが完全に忘れていたので行けてよかったです。

院内銀山は関ケ原の戦いでの落ち武者が発見したという17世紀からの銀山です。昭和の戦後すぐ閉山となったので非常に古い部類の鉱山ということになります。

外観

二時間に一本ほどしか停車しない院内駅に併設されている立派な建物で、明治期のお雇い外人技師の住居を模したものとのこと。

内部

こちらが二階の展示室でそれほど広くはありません。
とても興味深かったのがドイツ人技師・ロージングの手紙。院内に赴くまでの日本の風景の美しさ(松島の描写に注目でした)や食べ物がおいしかったこと。精錬施設を整備するためにはドイツと連絡を取る必要があるが情報やちょっとした部品の類でも数か月を要し停滞する状況などでした。

坑内ジオラマ

こちらが坑内のジオラマですが、近づくと大音響で人形などが動き始めます。ほかに誰もいない状況だったので正直仰天しました。はっきり言ってアリの巣状態で、先日の花岡鉱山の昭和後期のナントカ法とは大違い。さすがに生産性悪そうです。

ちらし

明治期に出入の商人が配布していたチラシを展示するコーナーがありその中のお気に入りの一枚。こういうのホント好きです。

資料

地元のNPOが作成した冊子を配布してたのでいただきました。販売はできなくて1000円寄付せよとのことでいしたがなかなかの立派な冊子で安いものです。また本来は映像コーナーのあるところが企画展になっていたのでDVDをいただきました。後日見ましたがよくまとまっています。

感想としては時代の違う鉱山の違いや、お雇い外国人の日本の味方などが印象深いかったです。資料もたくさんいただいたのでコレクションしておこうと思います。電車で来たので鉱山跡などは見られなかったのでできれば車でまた来たいと思うのですがなにぶん花巻から遠いので実現するかどうか…

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