大阪北部地震覚書:パパの場合

先日発生した大阪北部地震ですが、幸い被害はなかったもののいろいろありましたので記録しておきます。

パパはいつもよりも一本早い電車に乗ったのですが、発車したしばらく後のトンネルの中で自分含めて大量のスマホから怪しげな音。何かと思ってみると大阪で震度6に地震とのことです。トンネルの中を走っている電車の中では全く気づきませんでしたし、その後も電車は快走。大丈夫かいなと思っていたら、トンネルを出た後ブレーキがかかり停車しました。
しかるべきアナウンスがありここで、30分くらいカンヅメになりました。悪いことに電車に乗る前に缶コーヒーを飲んでしまったのでトイレが心配になりましたが、幸い次の駅まではいってくれるとのこと。ここで半分近くの人が降りてしまいました。

スマホで状況を確認したところ当分電車は動きそうにないので、歩いて帰ろうかと思ったのですが、Google MAPによれば58分とのこと。とりあえずトイレの心配も少なく、車外にでても休める保証はないので、一時間以上そこでぼんやりしていました。とはいえいろいろな人からLINEやらメールやらが来るので暇という感じでもなく、スマホの電池が心配になるくらいでした。

地震発生から二時間以上過ぎた10時過ぎにさすがに待っていても仕方がないので、歩いて帰ることにしました。車外にでてみるとあらゆるところに人が座っています。百貨店のトイレは女性が長蛇の列、男性ですら20人くらい並んでいました。
バスは動いているようなので乗れれば幸いでしたが、渋滞のためか来そうにありません。朝からの小雨もやんで気温も歩くのにはちょうどいいくらい。15分ほど歩くと後ろからバスが来るので、ちょうど近くにあったバス停から乗ることにしました。ただしこれは家の近くまで行くバスではなく、一番近くでおりてもあと20分はあるく必要があります。そのバス停で降りると近くにサイゼリアがあるのでそこで休憩と思ったのですが、「地震のため11時30分開店」とのこと。

またぼんやり待っていたのですが、ふと交通情報をチェックすると近鉄奈良線が動いているとのこと。難波まで行ってしまえば会社までは楽に歩けます。だいぶ悩みましたが誰かいないとまずいだろうと思い何とかしていくことにしました。もう一度バスに乗って生駒駅まで行くと確かに近鉄は動いていましたホームに人があふれていて極めて危険な状況。これはとても乗れないということでまた様子を見ていました。

30分ほどまってそれなりに乗れそうな状況になったので意を決して尼崎行の鈍行に乗ります。昭和の通勤電車のようなすし詰めで、お母さんにだっこしている赤ちゃんに蹴りまくられたりしました(お母さんにひたすら謝られた…)。後から来た鈍行に追い抜かれたりで混乱の極みでしたが、なんとか日本橋まできて動き始めていた堺筋線で堺筋本町まで行き、2時前に会社に何とかつきました。

行ってみると1/4くらいの人が出社していて無理して出る必要はなかったかというのがホントのところ。あれこれおしゃべりしたり、電話の対応でまともに仕事にはなりませんでした。帰りはダイヤこそ乱れていたものの普段+15分くらいで帰れました。なにかと電車代バス代がかさんでくたびれもうけという感じでしたね。

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