もりおか歴史文化館に続いて訪問した盛岡てがみ館について投稿します。
場所はもりおか歴史文化館から100mくらいなのですが、台風の影響の最も強いタイミングで横殴りの大雨で傘をさしてもズボンまで少し濡れました。観光コンベンション協会などの入っている「プラザおでって」というビルの最上階にあります。先人の「てがみ」を中心に多数収蔵・調査研究・展示しているユニークな施設です。
企画展は「盛岡の先人たちの手紙」でした。金田一京助のアイヌの子供たちと話ができるようになる過程を書いた手紙。米内光政の友鶴事件の処理に関する手紙の二つが強く印象に残っています。
常設展示は中心にちょろっとあるだけなのですが、戦死した人の戦地からの手紙など悲劇的な手紙が5種類。こ、これは…重い…だいぶ暗~くなります。
広くない一間の展示室ですが読み応えのあるものばかりで時間がかかります。パンフレットに「執筆者の知らざれる素顔をのぞかせながら、その時代の息吹を鮮やかに伝える第一級の遺産」とありますが、本当にその通り。一般的な博物館の人物の展示解説と比べるとリアリティや迫力が大違いです。
大雨の最中に行ったからか、もともと来訪者が少ないからか館員の方々がすごく親切で勢ぞろいで挨拶してくれました。傘を忘れそうになったところを届けてくれたりで感謝です。常設展示が少ないということなので企画展やイベントによっては何回行っても面白いのではないでしょうか。ただし次回行くときにはあったかーくなるような企画展を希望します。