平成29年夏の一人旅の二日目は大沢温泉連泊中で気仙沼まで行ってきました。18きっぷがあるので鈍行を乗り継いでいきました。
前日からこの日の行程については、さんざん悩んでいました。18きっぷがあるので4つくらい案を用意していたのですが宿で一日ゴロゴロするのもいいなーなどと考えていました。しかし当日の朝、露天風呂に入りながらやはり気仙沼方面に出かけようと心に決めました。
目的はどこかで美味しい海の幸を楽しむことです。一ノ関から大船渡線に乗るのですがそのために大沢温泉を7時に出る路線バスに乗りました。
当初案では気仙沼→大船渡→釜石→花巻というぐるっと回るルートでした。BRTの大船渡魚市場前で降りて市場の食堂で海鮮丼と目論んでいたのですが大船渡では12時から一時間くらいしか滞在できません。このお盆初日の繁忙期でお店が混んでいたらお預けを食らう可能性があり、気仙沼で戻るルートにかえました。
気仙沼からはBRTで南気仙沼へ。ここから魚市場横の「海の市」という施設に向かいます。
こんな感じの専用道で行くのですが何とも不思議な感じ。踏切も遮断機は専用道側についていたりします。そして一駅分を過ぎると普通の道を走りだしました。なかなかフレキシブルな運用のようです。
南気仙沼のバス停から15分ほど歩けば着くはずだったのですが、復興工事で道がGoogle Mapの通りになっていないようで少し迷い、遠回りしました。
迷って歩いている間に震災の爪痕が垣間見れます。こちらが復興住宅。周辺は空き地のままで復興も今一つ進んでいないような印象を受けます。
震災前からあったらしいホテルにはこんなサインが。津波怖いです。
予定より十分以上遅くなりましたが待望の海の幸にありつけました。こちらが「社長の食べるまかない丼」1500円也。赤字覚悟だそうです。美味しかったのはイクラ。新鮮でプリップリ。あと何気に山菜の小鉢が美味しかったです。他味噌汁やご飯も美味しくて大満足でした。
「全国発送承ります」なんて店もあるのでなにか送ろうかと思ったのですが、これ送られてもどうするの？みたい感じで自重しました。残念。
そのほかあれこれ見て回るとあっという間に時間が無くなりタクシーで気仙沼駅に戻りました。すると駅前の観光案内にレンタサイクル500円の案内。これが大正解でしたね…改札を出ないでBRTに乗ってしまったので気づきませんでした。
来たルートを爆睡して戻り、一ノ関からは臨時の「快速ジパング平泉号」なる電車。元特急の改造車両で快適この上なし。30分前にでた鈍行は満員でしたがこちらは席が半分も埋まっていません。
もうちょっと気仙沼で時間を取れればよかったのですが、18きっぷの花巻からの往復では仕方ないか。海の幸は堪能したし、気仙沼でお金を使えたからよかったと思いましょう。