乳頭温泉郷へ秘湯巡り

平成30年夏の一人旅六日目はレンタカーを借りたので、乳頭温泉郷まで行って秘湯巡りをしました。

<脂肪燃焼スープダイエット四日目>
スープとバナナの日

前日イトーヨーカドーで買ったバナナ4本を持っていきはかないランチとします。前日の送迎バスにまた新花巻までお世話になりレンタカーを借ります。実はこの時点ではどこに行くかは決めていませんでした。いずれにせよ北には向かうので高速に乗り矢巾PAで作戦を立てます。

この日から日本海北部の発達した低気圧が通過し前線の影響を受けて雨の予報でした。午前中にレンタカーを借りて翌日は乳頭温泉から八幡平とぐるっと回ってくるつもりでしたが予報的にはこの日のほうが天気はマシそう。午後だけなので乳頭温泉郷か八幡平か悩みましたがYahoo天気的に曇り予報の乳頭温泉郷にしました。

今回どうしても行きたいところに盛岡てがみ館があります。翌日は博物館めぐりの予定ですが、わざわざまた盛岡まで行くのは嫌なのでまずはてがみ館に寄ることとしました。ここは企画展がメインのようなところで今のテーマは「米内光政」

てがみ館

今となっては正しく読むこと人すら少ない(漢字も一発で変換されない…)であろう首相経験者ですが、自分としては昭和天皇と終戦に尽力した最大の功労者と考えています。1945/8/15に終戦とならなかったら、小倉や新潟にも原爆が落ちていたかもしれませんし、今となっても北海道に自由に行けない事態になっていたかもしれません。
ちなみに、前日の宿で岩手日報を見ていたら米内光政関連の新たな資料が見つかりその論評として「体を張って早期に戦争を終わらせられなかった責任は重い」などと書いてあり、本当にこれを書いた記者はちゃんと調べたのかと一人憤慨していました。

いつになく熱く書いてしまいましたが、盛岡市内を抜けて乳頭温泉に向かいます。ところが仙岩トンネルを抜けて秋田県に入るとどうしたことか雨が降り出しました。そして田沢湖あたりでは豪雨…翌日使うことになるであろうことを鑑みてスーパーによって傘を買います。やや絶望的な気分でさらに車を走らせると乳頭温泉への入り口のところではもう雨はやみ道路は濡れてすらいません。山間部だとたまにこういうことがありますが傘を買ったのは決して拙速ではないか。

鶴の湯

そんなわけで鶴の湯到着です。相変わらずの大賑わい。誤算だったのはここも次に行く予定をしていた妙の湯もともに立ち寄り湯は15時まで。両方合わせて一時間もありません。混雑しているうえに通路際で人がたくさん通る露天風呂はいま一つ落ち着かず10分ほどで退散。やはり一度泊まってみたいですが、一人だと閑散期の平日でないとダメかな。最近は外国人に占拠されているという話も聞きますが…

妙の湯

続いて車で10分ほどいって妙の湯。蟹場温泉のすぐ手前にあり通りかかるたびに入ってみたいと思っていました。瀟洒で綺麗な建物なので女性に人気が高いとか。入湯料800円と強気の設定もある程度うなずけるかも。
温泉は、いかにも鉄分が多そうな褐色の「金の湯」、鉱泉を温めた透明の「銀の湯」の二つの源泉があり、露天風呂は沢沿いで気持ちいいところです。金の湯はやはり特にいいかな。ただこちらも時間があまりなく人も多めでまったりとというわけにはいきませんでした。泊まってみたいですが一人で泊まるのはまず無理そう。

その後結局また蟹場温泉に行ってしまいました。こちらは5時までで比較的少ないのんびりできました。いろいろ比較するとこの時期泊まれるとしたら蟹場温泉しかないかな…という結論ではあります。
やはり秘湯巡りをするならレンタカーを借りた翌日に朝早めに大沢温泉をでていきたかったところ。今年は今迄は天気に恵まれていたので贅沢は言えませんね。

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