これはよく書かれていることなのでご存知の方も多いと思うのですが、
一般に乗り物の料金は遠距離になればなるほど
距離当たりの運賃は安くなります。
例えば東京から博多まで大阪に寄って行く場合、乗車券のみで
大阪を境に2枚に分けると:8510円+9350円=17860円
東京から博多まで1枚で大阪で途中下車:13440円
と、言う按配で4420円も差が出てしまいます。
いま、実際に計算してみて差額にちょっとびっくりしました。
2012年冬の一人旅では日程など様々な制約から
仙台空港から大沢温泉(花巻)、温川温泉(弘前)経由で
新潟空港という行程にしてしまいました。
切符の買い方をケーススタディすると下記通りです。
甲案:計11980円
仙台→新花巻→盛岡→大館→秋田→新潟(JR) : 10500円
大館⇔弘前(JR) : 1480円
乙案:計13240円
仙台→新花巻→盛岡→大館→弘前(JR) : 6410円
弘前→新潟(JR) : 6830円
丙案:計12930円
仙台→新花巻(JR) : 2520円
花巻→盛岡(JR) : 650円
盛岡→弘前(バス) : 2930円
弘前→新潟(JR) : 6830円
実は乗換案内などで普通に出てくるのは新幹線で青森経由なのですが、
この案は特急料金が重荷になるので前提として却下です。
で、採用したのは甲案なのですが、
JR花輪線経由で盛岡→弘前は4時間もかかります。
それに対して高速バスは2時間10分です。
それで1000円ほど節約したっていうのも自慢できる話になっていません。
常識的には丙案が妥当なような気がします。
その他には2009年の冬に
大津京→北陸/羽越/奥羽→青森→東北→東京→新幹線→博多
という壮大な切符も使ったことがあります。
しかも今は亡き「周遊きっぷ」のゆき券扱いで
20%割引だったためかなり安くなったはずです。
もっともJTBで作ってもらったのですがかなり嫌な顔をされました…
と、いうわけでこの制度覚えておくと運賃を
節約できるケースがしばしばあると思います。
ただ、あまり複雑な切符を使おうとすると買う段階で嫌な顔をされ、
検札時に怪訝な顔をされるのに耐える覚悟が必要になります。