大沢温泉のもう一つの旅館部「菊水館」ですがアプローチの道路が崩落して休館しています。その施設を利用してギャラリーがオープンしましたのでその様子を投稿します。
車の通れる橋は通行止めなのですが、自炊部から渡る曲がり橋から行きます。菊水館にあったお風呂の「南部の湯」に行くために何度も通った道ですが、赤い看板が迎えてくれます。
こちらが建物入り口ですが、左に行くと「南部の湯跡」という案内が何とも悲しい。お湯は抜けていますが往年のまま保存されています。
いつだったか一回だけ泊まったことのある二間の部屋には昭和の時代の写真が展示されていました。
川沿いの部屋の縁側には椅子が置かれていて、座ってのんびりしていると何時間でも過ごせそう。
展示スペースは二階建てのメインの建物の客室と食堂などにあります。平屋の茅葺屋根の建屋は進入禁止でした。
食堂には炬燵や火鉢などの展示。ここも何度も食事をしたことがある空間で少し物悲しいところです。
階段のところには昭和中期の花巻温泉を紹介したビデオが流されていてこれもずっと見ていられそう。
今回は7泊もしたのでちょっと暇になったときなど複数回行きました。
従業員の方に宿泊施設として復活させる目処などを聞いたのですが、橋が通行できるようにならないとどうにもならないとか。道自体は市道だそうで修復できるとしても2021年度とのこと。
別の施設の話ですが、配管などは一年も使わないとダメになるそうです。宿として復活させるには相応の費用もかかるはずで経営的にも難しいのではないかと想像します。
それでもやっぱりまた泊まりたいです。今年のGWは山水閣に泊まりましたが、お値段的にも家族で泊まるなら菊水館のほうが手軽でよかった…
一人でも自炊部だけでなく時々は菊水館にも泊まっていたので残念でならないです。