宿泊したルートイン登米を後にした後は、登米市歴史博物館と石ノ森章太郎ふるさと記念館の二つの施設を見学して東京への帰路につきました。
まずはホテルからほど近くある登米市歴史博物館へ。もともとは迫町歴史博物館で合併により登米市になりこの名前になりました。
常設展は登米市というよりは旧迫町の中心地佐沼についてのみで、登米町のことについてはまったく触れられていません。昨日の復習ができるものと思っていたので、少し残念。
企画展の「千客万来!引札の世界」が面白かったです。引札とは要するに江戸期からの商家のポスターで、やはり大黒天をはじめとする七福神や福助が描かれることが多いようです。太陽暦、太陰暦の暦を掲載したものも多いのですが、神武天皇の八咫烏に導かれた絵を半分使ったものもあります。これは完全にパクりなわけですが、著作権という概念のなかったころで鷹揚に扱われたとの解説が面白かったです。撮影禁止だったのが残念。図録を買えばよかったかな。
続いて石ノ森章太郎ふるさと記念館を訪問。車なら10分ほど。石ノ森章太郎は登米市の出身で生家も残っているそう。中学生の時にみた雑誌で見たマンガをみてこのくらいなら自分でも書けると思って投稿したところ入選したのだとか。すごいな。才能のある人ってそんなもんですよね…
代表作のサイボーグ009や仮面ライダーの展示が多いわけですが、子供たちが小さいころに見た仮面ライダーダブルやディケイドのフィギュアが懐かしかったですね。
この時点でまだ午前中でしたが、レンタカーも返さねばならないので東京への帰路につきました。
くりこま高原駅の近くのイオンでガソリンを入れてランチを食べようと思ったのですが、フードコートにはほとんどお店がなく、レンタカーを返して駅に戻ります。
「やまびこ」に車内販売がないのは知っていたので、せめて駅弁でもと思ったのですが、お土産物屋さんしかありません。笹かまぼこやずんだ餅を買ってすませましたが、ここで買った「カネコ笹かま/松島笹」はいままで食べた笹かまに比してとても美味しかったです。
あとはもう「やまびこ」に乗って帰るだけです。以前乗った日曜日の「やまびこ」は宇都宮で立つ人がいるくらい混雑していましたがこの日はそこまで混んでいなかったですね。
念願の登米で資料館巡りを堪能して宿泊したホテルも気持ちよく充実した一人旅だったと思います。登米町は行きづらいところではありますが、再訪したい気持ちは強いです。
登米町に訪問した記事は下記リンクからご覧ください。