先日の連休で家族旅行で南紀方面に行った際訪れた串本町トルコ記念館について投稿します。ずっと行きたかった資料館ですが念願叶いました。
何故和歌山の南端の串本にトルコ記念館?と思う人も多いことと思います。飛び切りの親日国として有名なトルコ共和国ですがオスマン帝国時代の19世紀末施設を乗せて日本を訪問した軍艦「エルトゥールル号」が台風に巻き込まれ座礁沈没したのが串本の先の紀伊大島でした。付近の住民が献身的に救援に駆け付け負傷者を介護したとのこと。
それを記念した資料館で事件の詳細や引き上げた遺品などが展示されています。またその後のトルコとの交流の数々など興味深い展示が沢山でした。
1985年のイランイラク戦争ではイランに取り残された日本人を自国民に優先して飛行機を飛ばして救出し恩返しといってくれたとか、お互いの地震の際にはかならず救援隊をだすとか暖かい話が沢山。
ここらへんの美談はトルコの小学校などで教えられることも多いそうで、それが親日国トルコの基盤となっているようです。昨今の国際情勢を思うと情けは人のためならずといったところでしょうか。