滑川温泉に宿泊後は岩手に移動して、八幡平の藤七温泉に宿泊しました。梅雨時というのに天気が良く満天の星空とご来光を楽しめました。
当初の計画では前々から行きたいと思っていた肘折温泉を予約していました。ところが、山形新幹線E8系の故障による影響で混乱が予想されるため泣く泣くキャンセルして別のところを探すことに。
1週間と少し前に変更を決断して探し始めたのですが、新規のところはリスクがあるのでちょうどキャンセルが出ていた藤七温泉を選択。
福島からは「やまびこ」と「はやぶさ」を乗り継ぎ盛岡へ。パターン化されていますが、ランチは駅ビル1階の「白龍」でじゃじゃ麺です。
前回の反省で開店11時の10分前に並んで、2番手で入店しました。
今回はちーたんたんも常連さんみたいに、お湯すくなめでお願いしました。食べるほどに自身の食べ方上達してきて美味しくいただけているような気がしています。ニンニク入れすぎてちょっと臭くなっていますがレンタカーを借りて八幡平に向かいます。報道されている通り今年のドラゴンアイは結局例年通りにきれいに出来あがることなく終了して、渋滞の心配もありません。
チェックインには早い時間だったので、もうひとつどこかに立ち寄ろうと思い八幡平山頂から秋田側に少し降りたところにある「ふけの湯」に寄りました。10年くらい前に一度宿泊したことがありそれ以来のはずです。
こちらが旅館のある建物です。古いものですが中身はよく掃除されていてキレイです。内湯と小さい露天風呂があります。
そして逆側には野天風呂が広がっています。撮影禁止と大書きされているので入口まで。ここから数分歩いていくと、いくつもの露天風呂が点在しています。入り口近くにあったはずの女性専用露天風呂が崩壊してなくなっていたのですが、一番大きな混浴露天風呂の一部を仕切って女性専用になっていました。
久々のふけの湯の野天風呂気持ちよかったです。白濁した弱酸性の硫黄泉ですが比較的穏やかなお湯といったところか。源泉は86.2℃ということなので、加水しているのでしょう。一部女性専用になっていましたが、逆側には岩風呂ができていました。たしか前はなかったような…藤七温泉もそうなのですが、冬の間は雪に閉ざされて、春に再開したときには色々壊れているみたいで年々構成が変わるのだと思います。
その後、建物の中の内湯、小さい露天風呂も堪能していい時間になり藤七温泉に向かいます。
一か月前に泊ったばかりの藤七温泉はあまり写真を撮っていません。こちらが翌朝の清掃時間に撮った野天風呂の写真です。一か月前は浴槽のすぐ上あたりに大雪塊が残っていたのですが、キレイに無くなっていました。上の道路のさらに上あたりに若干の残雪があるくらいですね。
前述の通り予約は天気予報をチェックのうえ、一週間少し前にしました。というのも野天風呂が魅力の藤七温泉は雨に降られるとガッカリします。6月下旬と言えば梅雨真っ盛りですから、当初は除外していたのですが、カラ梅雨傾向の今年は週間予報で案外に晴れそうなのを確認してからの予約でした。
思惑通りいままで経験の中でも最も天気が良くほぼ快晴でした。梅雨の季節というのに皮肉なものです。スキルがなくて写真は撮れませんでしたが、それはそれは満天の星空を堪能しました。特に少し離れた上のほうにある「一の湯」は周りに照明がなく最高。北斗七星、カシオペア座に北極星はもちろん三等星くらいはばっちり見られます。星座早見盤をもってくればよかったのですがスマホも無ければ真っ暗でわかりませんね…ただし、「一の湯」は真っ暗な階段を昇っていかなければいけなくてかなり怖かったです。
充分に満足して早めに就寝。翌朝4時半くらいの日の出に備えます。
写真を撮りたかったので今回は露天風呂には入らず横の駐車場で待機しました。標高の高い藤七温泉は6月下旬でも肌寒く、お風呂に入っている人たちがうらやましい。
こちらが10分前の朝焼けの状態。
このくらいが御来光の瞬間といったところでしょうか。こんなにきれいに見られたのは初めてです。
最後に20分後くらいに少し南よりの岩手山方面の写真です。わかりにくいですが、雲海ができてて幻想的な景色になっていました。もう少し上手に撮れればよかった。
夏至に近く早起きはしんどかったですが、何もかも恵まれて快晴の下、満天の星空も御来光も堪能して大満足の宿泊になりました。朝夕の食事も山の幸メインのバイキングは安定の美味しさで言うことないです。何度でもみたいありがたいものなので、また来たいです。次回は夜に星座早見盤を見ながら星座をチェックしたいところ。
昼過ぎに盛岡発の「はやぶさ」で戻る予定ですが、少し時間があるので「盛岡市先人記念館」によりました。
こちらは何度でも見たい硯。海軍大将で総理大臣まで歴任した米内光正が昭和天皇から終戦後に授かったものです。「米内には随分と苦労を掛けたね。それがこんな結末になってしまって…」と声をかけられて直接手渡されたもの。他の展示物が寄贈になっているのに対してこれだけが「寄託」となっていて所有権は米内家にあるそう。いまとなっては正しく読める人が少ないのではないかと思われる米内光正さん。この人がいなかったら8/15に終戦とならず本土決戦でもう何百万人も命を落としたのではないかと評価されるほどの人です。興味のある方は調べてみてほしいと思います。
盛岡駅まではすぐで、お昼を食べて後は新幹線で帰るだけです。今回の一人旅は大人の休日倶楽部パスの利用が前提でしたが、福島に寄った後、盛岡に行っただけなのでそこまで得した感じはないです。ですが、天気に恵まれて滑川温泉、藤七温泉ともに堪能出来て十二分に満足しています。ママや子供たちには正直悪いと思うのですが、単身赴任もあとわずかと考えているので、今のうちにハイペースで東北の温泉に行きたいと考えています。
前日に宿泊したの滑川温泉については上記リンクからご覧ください。