冬の上田行き:峠の釜めしを食べて小諸経由上田へ

碓氷峠鉄道文化むらで諸々堪能したあとは峠の釜めしを食べてバスで軽井沢にでます。小諸で観光したあと上田に向かうまでを投稿します。

朝早く出たので鈍行で行ったにもかかわらず横川駅に戻ってもまだ11時過ぎです。是非ここでお昼を食べたいところ。横川駅と言えば「峠の釜めし」です。すぐ近くに製造元の「おぎのや」の立派なドライブインがあるので向かいました。釜飯だけ買っても食べるところに困るかと思ったのですがちゃんと広いイートインコーナーがありそこで頂きました。

釜めし

これを食べるのも30年ぶりくらいではないかと思うのですがやはり美味しい。この駅弁で椎茸のおいしさに開眼した覚えがあります。

ちょうどいい時間になりJRバスに乗ります。驚くほど結構なお客さんがいたのですが、どういう人がこのバスに乗るのだろう?ちょっと不思議。

バス

軽井沢からはしなの鉄道で小諸に向かいます。

しなの鉄道

小諸で行きたかったのは懐古園。小諸城址に明治時代に造られた公園で桜の名所です。

懐古園

まず入り口近くにある徴古館で小諸の歴史を学べます。小諸藩は江戸時代前期はめまぐるしく藩主が変わったのですが、牧野氏が移封されてきてからは170年近く明治まで藩主は変わらなかったとのこと。
公園内を散策して本丸にある懐古神社にお参りして藤村記念館に行きます。

徴古館

島崎藤村はなにかと長野県と縁のある人と思っていたのですが、20代のころから6年間小諸で教師として過ごしていたとのこと。その縁で懐古園内に記念館があります。
「破戒」もちゃんと読んでおらずあまり知識はなかったのですがいい勉強になりました。文学を志向していた人ですが小説を書く前は詩人として活躍していて歌詞もたくさん書いています。「椰子の実」の作詞が島崎藤村とは知りませんでした。教師時代の作文の添削の達筆な朱書きの内容や、小諸にくる前に東京で女学校の教師を始めたときは「経験不足と教え子との恋愛で惨憺たる状況」といった内容が面白かったです。こういう内容はこのような記念館でないと知り得ないですよね。来た甲斐があるというものです。

藤村記念館

藤村記念館が面白くて、いい気分で小諸駅まで戻りました。30分以上の待ち時間があったので電源もwifiもあって快適な駅前のカフェで一休み。その後しなの鉄道に乗って上田に向かいました。

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