JALの格安航空券で行った北海道十勝の旅二泊三日で宿泊した糠平温泉中村屋について投稿します。まずは温泉と施設編です。
以前テレビかどこかのサイトで紹介されていて気になっていた宿なのですが、楽天やじゃらんなどでは予約できず穴場のよう。従ってクチコミも少なく半信半疑で二泊予約したのですが、結果的にはいままで宿泊した温泉宿の中でも最高レベルで、何度でも行きたいと思っていますし、きっと何度も行くことになると思います。
かゆいところに手を届かせようというおもてなしへの気概や、意欲あふれた工夫がたくさんの宿です。専属の大工さん?がいるそうで、あちこちリニューアルが進行中のよう。
まずはお風呂から
内湯二つと露天風呂があります。お湯はph7.9の弱アルカリ性単純泉。無色透明で特色はありませんが源泉掛け流しで、循環、ろ過、塩素による消毒は一切なしとのこと。
こちらがタイル張りの内湯。昭和30年頃につくられた花形の湯船が特徴です。右手前の死角にもう一つ浴槽があり少しぬるめのお湯が入っています。
もう一つがこちらの木材ベースのお風呂。専属大工さんの手作りだそう。タイル張りより少し狭いですが、こちらの方がよかったかな。22時にのれんを入替えて男女交換となります。
露天風呂はこちらで内湯から少し離れたところにあります。「裸で行かないでね」との注釈あり。確かに建物内の廊下はちょっとだけなので、タオルを巻いて走れば行けてしまいそう。基本、混浴ですが20:30~22:00までは女性専用時間です。
面白いのが右側の壁にある「星釦」なるボタン。押している間は電気が消えるので満天の星空を眺めることができます。夏休みに行った八幡平の藤七温泉は暗闇を求めて怖い思いをしながら星を見たのでこの工夫はありがたいです。初日の夜は晴れていたのでいい感じで星が見られました。
帰る日の朝に入ったときは鹿さんがたくさん。夜には一匹のシルエットがみえたりしたのですが、たくさんで草を食べに来てくれました。クマは出ないですよねぇ…ただ、この露天風呂案外に人気が無いのかありがたいことにほぼ独泉でした。
続いて施設についてです。建物自体は古いのですが、トイレなどおさえるべきところはリニューアルされていてとても綺麗です。
そしてあちこちにいろいろな工夫がされています。
その最たるものはこの「エゾリスの穴」。各種アメニティがおいてある小部屋なのですが、アメニティの枠にとどまらず血圧計とかDVDプレーヤーおよびゲーム類などもあります。使い捨てカイロなどもあり、旅先で「あれがあったらよかったのに!」と思うことは多いですが、この部屋であらかた解消してくれるはずです。そのほかも色々あるのですが書き切れないので公式HPをリンク載せます。是非みてください。
ちなみにちゃんと鍵がかかっていて宿泊客には部屋の鍵と一緒に持たされます。今回は耳の穴の中がかゆくてたまらなくなったので、ここの綿棒に助けられました。他の旅館にも広まって欲しい。
ロビーにはいろいろな椅子があってここだけでもくつろぐことができます。居心地がいいからか外来入浴できていた人など随分長居したいたよう。
だいたいジャズが流れているのですがこのマランツのコンポはすごく音がよかったです。
また館内のあちこちに本棚がありマンガがたくさん。「鬼滅の刃」といった最近の人気マンガはロビーにあるのですが、昔学生時代に好きだったマンガなどは二階の端の方にあったりで、それだけ読んでいても何日でもすごせるかもしれない。
長くなりましたので食事と部屋については追って投稿します。
初日の行程については下記リンクをご覧ください。