南方熊楠顕彰館

18きっぷでの和歌山小さな旅の際に訪れた南方熊楠顕彰館について投稿します。あまり予備知識はありませんでしたが天才にありがちな奇人変人ぶりが面白かったです。

とてつもない記憶力と読書量だけでなく底なしの活動力でフィールドワークをこなし博物学者で生物学者で民俗学者として数多の学問的成果を残した大天才です。昭和天皇の研究材料の「粘菌」についてご進講をした人くらいに覚えていましたが、未だに遺したものが整理しきれないほどのどえらい人であることがよくわかりました。

外観

資料館は比較的新しい建物で紀伊田辺の駅から10分くらい。展示スペースはそれほど大きくありませんが生い立ちから学業成果などが展示されています。

内部

かなりやんちゃな人で、酔ってけんかをするのは序の口でイギリスで人種差別的態度に腹を立てて頭突きをしたり殴ったりで大英博物館を出入り禁止になったとか。その他そのたぐいのエピソードがたくさんです。今昔物語集の解釈をめぐって対立した人をひたすら批判しているのを「あまり生産的ではない」と評されていたのが面白かったかも…
日記その他遺された膨大な資料が書庫にあり研究者さんたちが頑張って格闘しているそうです。

旧邸

顕彰館の隣に半生過ごした旧邸があります。大正時代から住んでいたそうなので明治時代築でしょうか?古き良き日本家屋という感じでしばらく佇んでしまいました。

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