先日の休日に吹田市博物館に見学に行きました。大阪府の市立博物館はどこも立派ですね。
何もない週末は土日どちらかでお出かけをするようにしているのですが、先日越前大野に遠出して一日使ってしまったのでこの週は近場で吹田市立博物館を選択しました。家から1時間程度で行けるので朝早めに出れば昼過ぎに帰ってこれます。
交通の便はあまりよくなくてJR岸辺駅から20分ほど歩いた公園の中にあります。外観はこんな感じでどこかの国立大学のよう。公園も市民の憩いの場という感じで雰囲気のいいところでした。
企画展は「大坂の陣と吹田村」。安土桃山時代からこの地域の住民をまとめていた橋本氏の古文書から大坂の陣の際の動向に注目した特別展です。大きな戦があると周辺も村々も大変なことになるというのがよくわかります。「禁制」という文書が多く展示されていてなんなのかというと、大名などに保護をもらうためにだしてもらうのだそうで、吹田村では徳川方、豊臣方双方の武将からでていたり、どちらに与するかで住民がもめたことなどなかなか生々しい。ちまたで販売されている新書や教科書では得ることのできない知識で興味深かったです。
常設展ももちろんあるので見学しましたが、基本近隣の市の博物館と似たり寄ったりなので大体流しました。面白かったのは現代のところで大阪万博や千里ニュータウンのところ。こんな団地のジオラマ?があったりしてなんだか懐かしい感じがしました。小学生の時に団地に住んでいるお友達の家に遊びに行くとこんな感じだったなーと感慨深い感じです。
博物館までにかなり歩いたうえに展示をみるのにもそこそこ歩いて疲れたと言うことで帰りはバスに乗って吹田駅に出ました。先日から茨木市、池田市の市立博物館に行きましたがどこも立派です。大阪への通勤圏で人口も多く財政が豊かなんでしょうかねぇ?