和泉郷土資料館/笛資料館

先日訪問した福井県大野市(旧和泉村)の和泉郷土資料館/笛資料館について投稿します。

和泉郷土資料館
九頭竜湖駅のすぐ近くにある大野市立の施設ですが、旧和泉村の資料館といったほうがいいと思います。市町村合併の影響でこういう資料館は最近多いですね。

外観

パンフレットやウェブサイトをみると恐竜含めた化石ばかりが展示されているように思えますが、二階には旧和泉村の風俗から九頭竜湖の完成の経緯や地元の鉱山の資料などもあります。断然こちらの方が面白くて多くの時間を費やしました。九頭竜湖の完成でいくつもの集落が水没したのですが、その後の移転先が整理されていたないようが興味深い。福井県内特に大野市内が多いのではと想像していたのですが、岐阜県内や名古屋市などが断然多かったです。峠を越せばすぐ岐阜県ですしそのような選択になるのですね。

内部
また面谷鉱山という銅山についてはやはり面白い。なかなかの産出量があったようですが大正になると安価な輸入銅の流入で採算がとれなくなり閉山とのこと。しかも閉山を早めたのはスペイン風邪(インフルエンザ)の流行だったという話はこのコロナ流行のご時世には身につまされるものでした。

粗品

入館料は300円なのですが、JAFのカードで何かがあると言うことなのでみせてみたら、こんなメモ帳を頂きました。これはかわいい。使うのがもったいないくらいです。

笛資料館
こちらもすぐ近くにある資料館です。

笛記念館

和泉村の中心地朝日には平安末期の源義平の伝承がありそれをベースにして様々な笛が展示されています。伝承とは平治の乱で京を追われた源義朝の嫡男、源義平がかくまわれ、その後復讐のため京に上る際に「青葉の笛」を残していったとのこと。その笛がこの地に大切に残されたものだそうです。笛の時代を鑑定すると確かに鎌倉時代以前のものだとか。
ちなみに「青葉の笛」というのは平安時代末期あたりに各地に伝承として残されているようで、源平双方で青葉の笛伝説が残っているとのこと。

機関車

なぜか近くには蒸気機関車「8620型」が静態保存されていました。福井⇔大野間の貨物輸送で活躍していたとのこと。保存状態はまあまあでしたがちょっと痛ましい感じもします。

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