関西に帰らず東京で過ごした週末に、品川区立品川歴史館を見学しました。
この週末は単身赴任先のマンションの設備工事があり、立ち会いのため関西に帰らず東京にいました。工事は夕方なので、午前中はどこかに行けそう。このような週の為に行きたいところの候補は用意していたのですがその中でも最近リニューアルしたという品川歴史館を選択しました。
都バスとJRを乗り継ぎスタートは大井町駅。学生時代に幾度か乗換えたことがありますが最早何も記憶にありません。
品川歴史館は大井町と大森の中間くらいの位置で15分ほど歩きます。この4月にリニューアルオープンしたということで入場券もQRコードだったり、施設内部はとてもきれい。品川区だけにお金もあることでしょう。
まずはリニューアルに際しての企画展「品川の海にお台場ができるまで」を見学。機械のない時代ですから、すべて人力で島を作り石垣で堅め、砲台を設置するなどの過程を展示されていました。費用が莫大なうえに、日米和親条約の調印でとりあえずの脅威からは逃れたことから計画の半分程度で中断されたとのこと。残念ながらここだけ撮影禁止で画像はありません。
常設展は最近リニューアルされただけあって映像をふんだんに使ってわかりやすい展示になっていました。
こちらはお目当ての品川宿の展示。東海道で日本橋を発った後の最初の宿な訳ですがかなりの賑わいを見せていたよう。新宿もそうですが岡場所としてもかなり発展していたとか。どこの宿場町でも本陣がどこで脇本陣が云々という展示があるのですがそれが一切無かったので、本陣などなかったのかと思ったのですがあとで調べたらちゃんとあったらしいです。そりゃそうか。
品川といえば新橋と横浜を結んだ日本最初の鉄道の中間駅な訳ですが暫定開業ということで数ヶ月前から品川、横浜間で汽車が走っていたとのこと。そういう意味で日本最初の鉄道駅なのだそう。駅自体は品川宿の北に外れた位置にあり、今の行政区分でも品川駅は港区ですし京急に乗って南に走った次の駅が「北品川」だったりややこしいことになっています。
その後図書館で好物の昭和の写真集などをみて堪能して一時間ほどで歴史館を後にしました。
帰りは大森駅まで歩くのですが途中に大森貝塚を記念した公園があるので立ち寄ります。モース博士は汽車に乗車中に発券したとのことですがよく気づいたものです。
半年前には新宿歴史博物館に行っています。江戸四宿といえば品川、内藤新宿、板橋、千住なので、またこのような機会があれば板橋区か足立区の資料館に訪問しようかと思っています。
半年前に投稿した新宿歴史博物館のリンクはこちら