この日は網走で観光砕氷船に乗船して念願の流氷を観ることができました。
予定ははっきりしておらずまずは川湯温泉から釧網線に乗って網走に出ねばなりません。今回の旅の主目的の流氷なのですが、前日の夜に網走の観光船の情報をみると「流氷なし」とのこと。今年は1月中に接岸したとのニュースを見た覚えがあるのですが、潮流と風の影響をうけて岸から離れてしまうことがあるようです。この日のうちに流氷を見たかったのですがどうしたものか。
川湯温泉からは8:17と10:29の列車があるのですが、この日の朝は二桁マイナスの気温の予想で、風邪も治りきっていないので10時ギリギリでチェックアウトして遅い方の列車にしようかと思っていました。しかし、朝ぼんやりしていても仕方ないので8時過ぎの列車に乗ることにします。
列車のなかで再度観光船のサイトをみるとこの日は「流氷あり」になっています。喜び勇んでこの日のうちに観光船に乗ろうと決意しました。
釧網線は斜里以北は海岸線のすぐ近くを走るので車窓から流氷を眺められる路線として有名。どうかな?と思っていたのですが、沖の方にみえます。本来は岸まで氷塊が押し寄せるはずなのですが、とりあえず見られたと一安心。
10時少し前に網走に到着。駅の観光案内に「予約してないのですが11時の観光船乗れますか?」と聞いたところ「大丈夫と思いますが混雑しているので早めに行った方がいい」とのこと。バスはだいぶ先の時間なので15分程度歩くかタクシーを勧められました。体調も本調子とは言えず、そこそこ寒いのでタクシーにしようと外に出たのですが一台もいません。流氷シーズンということで払底しているのでしょうか?仕方ないので途中セコマでコーヒーを買って飲みながら歩きました。
ようやく「網走流氷観光砕氷船おーろら」の出港する道の駅流氷街道網走に到着。ところが観光船の受付には11時出港の便は「満員」の文字…え?平日だし大丈夫だろうと思ったのですが甘々だったよう。
話を聞くとキャンセル待ちを受け付けているので、出港15分前に来てくれとのこと。順に呼び出すと言われ渡された番号は「7番」でした。網走駅の観光案内所で早めに行けというのはこういう意味だったのでしょう。ここらへんの事情もう少しちゃんと教えて欲しかった…
とはいえ7番なら何とかなるだろうと思い待ちます。出航10分前に無事呼ばれて乗船できました。すぐ乗船せよと言うことで何番まで呼ばれたかはわからないのですがやれやれです。前日のSL冬の釧路湿原号といい今回の旅はキャンセル待ちに助けられました。こんな遠くまで行くのだからちゃんと調べないといけませんね。
船内はすでに満員で座る場所もありません。一時間立ちんぼかとおもったのですが、出港すると皆さん甲板にでていき席が空いたので、とりあえず座りました。朝は寒かったのですが、この時間になるとだいぶ気温も上がっていました。半数以上は海外のアジア系の人々という感じでしたが、皆さん気合い入っていて間近でみたいのでしょうか。
港を出てすぐは周りに氷はなく、しばらく休憩と思って油断していましたが、ふと周りをみるともう真っ白の氷の中を進んでいます。甲板に出て念願の流氷を眺めます。どこも人だかりができていましたが、後方を見るとこんなかんじで氷の中を進んでいきます。
最初は氷の板が浮いている程度だったのですが、沖に出ると氷の塊が押し合いへし合いしています。船が進むのにもゴリゴリ音がして本当に氷を砕きながら進んでいる感じ。よく写真で見たせり上がった氷のうえに鷲がとまっている姿も見られました。
館内の展示なども面白く、1時間たっぷり楽しめました。戻ると12時半出港の観光船の長蛇の列。これでもキャンセル待ちはあるのかな?やはり11時の便に間に合う列車に乗っておいて正解でした。
まだ時間はあるので、どこかもう一ついっておきたいところ。網走で行きたい資料館などは駅の南西の天都山に固まっているのですが、道の駅から直接バスで行くことができます。この日は流氷の日ということにして「オホーツク流氷館」に行くことにしました。
バスは網走駅からたくさん人が乗ってきて、8割方は博物館網走監獄で下車。ここは翌々日にレンタカーを借りるて行く予定にしています。
さらに少し走って流氷館に到着です。
流氷にまつわる仕組みや生物等の展示があり、観光船の展示とあいまって勉強になります。
「流氷体感テラス」というのがあり、-15℃のなか本物の流氷が運んであります。入口で濡れたタオルを渡され「40回振り回してください」とのこと。やってみるとパキッと凍りました…これが目玉の「シバレ体験」だそう。昨日から何回かシバレているので、夏ならいいけどこの日はもういいかも…
展望台からは海が見渡せて遠くに流氷もみえます。
流氷に必死でホテルの朝食からは何もべていません。少し遅いお昼でカルボナーラを頂きました。案外といっては失礼ですが本格的なイタリアンのレストランで美味しかったです。
食べ終わってなんとなく窓から海を見ると流氷がだいぶ岸まで近づいてきているよう。上の写真と比較すればわかると思うのですが、港の堤防近くまで真っ白です。館員さんに聞いたところ風向きなどで本当によく動くのだそうです。
充分堪能してバスで網走駅に戻ります。宿は北見なので1時間ほどですが特急「オホーツク」に乗車。この日はあれこれ疲れて、暖かい客室とほどよい揺れで居眠り。北見を乗り過ごさないように気をつけます。
駅前のルートインGrand北見に投宿。本当は網走にとまりたかったのですが、この時期はすこぶる高く、交通費を使ってでも北見の方がリーズナブルでした。
夕食はホテルの居酒屋にしましたが、このカニイクラ丼が濃厚ですごく美味しかった。北海道はどこ行っても当たり前の基準が高いのでは。
温泉の大浴場もよかったです。運び湯のなんちゃって系かと思ったらちゃんとした自家源泉でした。
このホテルは連泊で翌日はこもってリモートワーク。こんな日程が組めるようになったのですから、いい時代になったものです。
前日の行程は上記リンクからご覧ください。
















