赤穂市立歴史博物館

平成29年の夏に訪問した赤穂市立歴史博物館について投稿します。「塩と義士の館」というサブテーマが付いていましたが、義士については意外と控えめで好感を持ちました。

赤穂城址の一角にある新しい立派な建物です。入場料は200円ですがこちらもJAFの会員証を見せたら160円になりました。赤穂市の歴史がテーマなので展示の半分は「塩」です。

外観

赤穂の塩
一階の塩の歴史のコーナーで展示物を熟読しました。「入浜塩田」という江戸時代初期に開発された塩田の構造について、よくこんなもの考えたものだと感心しました。昭和後期に工業的な食塩の生産に代わるまで大きく変わらなかったそうですごいことだと思います。
なぜ赤穂で製塩が盛んだったのかというと下記要件を満たす土地だからとのことです。
・雨が少ない
・潮の満ち引きが大きい
・干潟が充分な面積がある
・砂の種類が塩田に適している
いかに手間をかけず海水を濃縮するかがポイントなわけですね。とはいえ塩田の仕事は非常な重労働で大変そう。

赤穂義士
赤穂といって誰もが連想するのは忠臣蔵四十七士なわけですが、全体の3割程度の面積というのは意外でした。なんといっても地元のヒーローなわけですが、相手のいることですしこのくらいでいいのかな?
映像コーナーで史実の解説ビデオをみました。10分弱だったので休憩にちょうど良かったです。そのほか大石内蔵助の書いた討ち入りの口上書、この事件を仇討とするのかなどの江戸時代からの多面的な評価などが面白かったです。

そのほか
赤穂は井戸を掘っても海水が混じり飲料水にはならないため上水道が江戸時代初期からあったとのこと。東京の玉川上水ほどではありませんが諸々の器具などの展示は興味深かったです。
赤穂全体の歴史では江戸時代、浅野家の改易のあと、森家が入府したわけですが、全然貧乏藩だったそう。塩のような特産品があっても厳しいのですね。

資料

館内は撮影禁止だったので写真はありません。最近の博物館資料館はこのような解説メモを置いてくれているところが多く理解が深まります。ここは子供向けの解説資料もあり工夫がされています。でも上水道の説明資料は子供向けしかなかったのですがなぜだろう?

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