鳴門で旬の生ワカメを食べるのはパパ積年の念願だったのですが、先日実現させることができました。一人で行く予定でしたが、話の流れで家族全員で行くことになりました。
大学の春休み期間中で毎日長男はゴロゴロしていてママはややキレ気味。前日にパパが鳴門にワカメを食べに行こうと思っていると話したところ、ママが一緒に行ったらどうかと提案しました。長男はあまり乗り気ではなさそう。たまたまその日はママも次男も一日予定が無かったので、それならみんなで行こうという話になりました。
旬の生ワカメが念願だったというのは、紀行作家の宮脇俊三さんが「汽車旅12カ月」の下記記述からです。
–ここから引用–
ふらっとすし屋にはいって入って酒を注文したら、突出しに生ワカメが出た。なにげなく口にすると、これがワカメかと思うほどうまい。ふだん味噌汁や酢物でたべていたのはワカメではじゃなかったのではないか、と思ったほどだ。
–ここまで–
そんなわけで旬の2月ころに徳島に行くことを毎年検討していたのですが、なかなか叶わず、ようやく実現したというわけです。
お目当ての食堂を調べておいたのですが、かなり混雑しそうなので11時くらいにはつきたいところ。逆算して8時までには出発する旨、前日夜に子供達に伝えておきました。
小さい頃はもたもたしてなかなか時間通りというわけにはいかなかったのですが、兄弟とも7時過ぎに起こしたら、自分たちで支度をして7時半には出発できました。成長が感じられるといったところでしょうか。
この日はとても天気がよく、最初の休憩の淡路SAでの写真がこちら。あの観覧車は誰が乗るんだろうねぇと言い合っていたのですが、よく見るといくつかゴンドラは乗客がいるようでした。
大鳴門橋で少し渋滞しましたが概ね順調で、無事11時前には目的地の北灘漁協直営とれたで食堂に到着しました。すでに満席で4組待っていましたがそのくらいなら全然問題なし。
各々メニューを吟味して注文してご覧の通り、昼から超豪勢な食事になりました。お刺身では鯛がおいしかったです。そしてあら汁はボリュームがあって大変。
そして念願の生ワカメ。ワカメ酢や味噌汁のワカメおよび刺身のつまなど色々食べました。その日に採れたてのはずで肉厚でおいしかったのですが従来の印象をひっくり返すほどとか、感動レベルでは無かったか…ママから期待しすぎだと言われてしまいました。
とはいえ、皆充分に海の幸を堪能して満腹。となりの物産店であれこれ購入したあと、展望台で景色など眺めてから、「きたなだ海の駅」をあとにしました。
まだ昼なのでどこかに寄ろうという話になります。ママは大塚国際美術館に行こうと提案したのですが、子供達は全く興味が無く却下。
それならというので、近隣の名所案内にあった「鳴門市ドイツ館」ならどうだというと、以外に子供達も乗り気で決定。実はパパは5年以上前に来たことがあるので、微妙ではありましたが、非常に面白かったので再訪するのもいいかと思い同意しました。
車で、20分ほどでドイツ館に到着。ここは第一次世界大戦でドイツ軍の捕虜を収容した板東俘虜収容所の跡地です。当時の日本は捕虜を非常に厚遇していて、地元民との交流もありベートーベンの第九を日本で初めて演奏された場所です。子供達もしっかり展示をみて思いのほか楽しめたようにみえます。
敷地内にあったベートーベンの銅像。なんかちょっと太いな…
隣接する道の駅ではソーセージやドイツビールなどが売っています。お昼が豪勢であまり空腹感はなかったのですが、折角なので「第九ホットドッグ」を注文。このソーセージとてもおいしかったです。できればソーセージだけもう一本食べたかったくらい。
一応以前言った際のリンクを貼り付けておきます。
この時点でまだ1時過ぎ。できればと考えていた「鳴門天然温泉あらたえの湯」に寄って帰ることにしました。
ここも以前行ったことがあるのですが、競艇場の隣にあり、レースを見ながら入浴できるというところ。ちょうど開催日だったこともあり駐車場は大混雑でした。
温泉はかなり塩っ辛いお湯で、ナトリウム-塩化物・炭酸水素温泉で地下800Mからくみ上げているとのこと。泉温は29.4℃の鉱泉を加温しているようです。かなり無理矢理感がありますが井戸水を沸かしているわけでないのはよくわかりました。
競艇場のみえる露天風呂に入ってくると、なにやら人がわさわさやってきてどうしたのかと思ったらレースの発走時間でした。競艇はサッパリわかりませんが、うまいこと周回した2番人気の艇が勝ったよう。
その後はプラス500円でマンガ3000冊を自由に読めるラウンジが使えるということでママが迷わず選択。マッサージチェアーなども使えるので各々くつろいで2時間近く滞在しました。
夕方早い時間くらいに帰宅の予定だったのですが、鳴門を出たのは夕方4時半。折角鳴門までいったのだから、たくさん楽しんだのでよしとしましょう。
また淡路SAで休憩を挟んで帰ります。ママが買ったたこ焼きがおいしかった。
帰りの阪神高速は事故渋滞で時間はかかり、家に着いたのは20時過ぎ。運転は疲れましたがママも子供達も楽しかったとのことでよかったです。子供が大きくなり家族旅行の機会もすっかり減ってしまいましたが、今後も企画したいですね。