先日の在関東の日曜日に川崎と鶴見に行きました。目的は鶴見線の海芝浦駅と川崎宿および川崎大師です。
一日ずっと単身赴任先のマンションで過ごすのは嫌でどこかに行きたいところ。洗濯や掃除をしたかったのでそう遠くには行けずこのような選択になりました。
最初の目的地はJR鶴見線の海芝浦駅。東芝の工場の敷地内にある駅で、一般客は改札を出られないという不思議ではあるが、もっとも海に近い駅として有名で以前から行ってみたいと思っていました。何も考えずに鶴見まで行ったのですが、海芝浦行きは30分後。一計案じて、一本前の扇町行きに乗って、こちらも有名な国道駅で途中下車することにしました。
国道15号線との交差位置にあるので「国道」駅なのですが、昭和5年開業時の雰囲気を今に残すすごいところでした。
高架下の一階は「臨港デパート」としてお店が並んでいたようです。最近まで営業していた焼き鳥屋さんも閉店してしまって、怪しげな魅力を放っています。
20分ほどうろうろして、海芝浦行きに乗るべくホームに上がります。鶴見行きのホームにはたくさん人がいましたが、こちらは一人だけ。ちょっと不審に思われていると感じたのですが、同世代のご夫婦が同じ海芝浦行きのホームに上がってきました。地元の人かと思ったのですが、海芝浦まで降りなかったので同じ目的のよう。
終点の海芝浦駅に到着したのですが、明らかに工場に行くとは思えない家族連れを含めて30人くらい乗っています。改札を出て東芝の工場に行くひとは皆無で皆さん観光目的のよう。こんなに多いとは…やっぱり関東は人が多い。
駅からの景色はなかなかです。この先に東芝が自社の敷地内に「海芝公園」というベンチで海を眺めながら休憩できるスペースを作ってくれています。
15分ほどで折り返すのはもったいない気がしましたが、日曜日午前中で次の電車は1時間半後。とても待っていられないので鶴見に戻ります。しかしホームに残った人は少なからずいました。子供に「次の電車で帰る!」といわれて嫌な顔をしているお父さんがいたりします。気持ちわかるなぁ。
この日は3月上旬にしては暖かくベンチで海を見ながらぼんやりするのもよかったかもしれません。暑いくらいの日であれば一時間くらいは海風に吹かれて読書しながら過ごすのもアリかもしれないと思いました。
川崎は鶴見からは一駅。まず行きたかったのが、「東海道かわさき宿交流館」相変わらず宿場町の展示には目がないのです。
政令指定都市川崎市の施設だけに新しくて、小規模ながら展示も充実しています。来館者も多くて家族連れや学生さんも多かったです。撮影禁止とのことで画像はありませんが、企画展の「懐かしき昭和の店先」も面白かったです。
常設展で面白かったのは江戸時代の旅人の服装。また17世紀後半からは多摩川には橋は架けられず「六郷の渡し」という渡船しかなかったそう。東海道の勉強はたくさんしたつもりでしたが、こんなことも知らなかったのかと情けなくなりました…ちなみに将軍徳川吉宗に献上された象を長崎からつれてくる際に、多摩川を渡すのには難儀したようで、たくさん船を並べてその上を歩かせたのだとか。
最後に京急に乗って川崎大師にお参りしてきました。最近身の回りに不穏な事態が続いていたので、お参りしてお守りを授かり、厄払いしてきました。
マンションに戻ってきたのは15時ころで案外に遅くなりました。かなり歩いて疲れていましたが、洗濯と掃除はきっちりやりました。