駿河湾をひとまわりする千紗な旅、二日目の行程を投稿します。沼津から清水を経由してフェリーで西伊豆に向かいます。
ここままでの行程はこちらをご覧ください。
ホテルを7時頃出発しまずは清水に向かいます。車窓には富士山がキレイ。新幹線で見慣れているのですが、在来線からの車窓はひと味違うかも。土曜日の朝の電車は空いていましたが、地元民は見慣れているのか写真など撮る人はいません。
何も食べていなかったので清水に着いてから朝マックで応急処置。ネットも使えるのでこの日の行程を復習しました。
この日は、ひとつ博物館によって10時半に出航の西伊豆の土肥までのフェリーに乗る予定です。駅近くの魚市場に食堂街があるのですが、概ね9時半から10時開店でここでも海の幸には縁がなさそう。
まずは目的のフェルケール博物館に向かいます。2km程度なので歩きます。あわよくばと思い魚市場近くを歩いたのですが、少し先に早朝からあいている食堂がありました。これはラッキーと早速入って海鮮丼を頂きました。同じようなことを考えている人は多いのか8時半くらいなのにお客さんは多かったです。
ネタは新鮮で特にサーモンとエビが美味しかったです。右上にあるのはサクラエビのかき揚げで、揚げたてでこれも美味しい。清水での食については諦めていただけに大成果でした。
朝マックのうえに海の幸を堪能して満腹です。さらに歩いてフェルケール博物館へ。
ここは元は「清水港湾資料館」という堅い名前だったのですが、1991年のリニューアル時に改称したとのこと。瀟洒で立派な建物で清水港の歴史から江戸時代の帆船の展示など面白かったです。
お気に入りの展示はこちら。明治後半から清水港からは茶の輸出が盛んになるのですが、その際にラベルとして貼り付けられた「蘭字」なるもの。この画像以外にも「GEISYA」とかおおよそお茶とは関係のないものも多くて楽しい。
続いて二階の企画展「背守りと子供の着物」を見学しました。「背守り」というのは初めて聞いたものですが、子供の背襟の下に糸を長く垂らしたり、形を縫い付けたお守りです。洋服の普及で廃れてしまったそうなのですが、いつの時代も子供を慈しむ親の気持ちはかわらないものなのねと思いながら興味深く見学しました。
ここからフェリー乗り場までは徒歩10分ほど。土肥からは修善寺を経由して三島まで行く予定なのですが、「伊豆ドリームパス」なる都合のいいきっぷがあるので2800円で買いました。
土曜日のいい時間出発ということで団体のバス含めてお客さん含め大賑わい。早めに並んだのに徒歩乗船は車のあとでだいぶ待たされました。前にもこんなことがあったような…車と同じところから乗るので安全最優先ということなのでしょうか。少し焦りましたが、無事窓際のいい席を確保。その後はバスに乗っていた団体さんなどがきて満員に近い盛況でした。
75分の船旅は船室内も暖かく概ね気持ちよく居眠り。風が強かったのでそこそこ揺れましたが気持ちのいいくらいでした。ちなみにこの航路は県道223号と規定されていて海上県道とのこと。223というのは富士山からのこじつけで静岡県も観光資源として支援しているということのようです。
長くなりましたので土肥についてからの行程は次回にまわします。