遠野市立博物館

8/13(木)遠野市立博物館に行ってきました。
ここは非常に面白かったです。

遠野自体は5年ほど前にレンタカーで訪問したのですが、
駅から近いこの博物館は列車でも行けるということで後回しにしていました。

駅から10分弱の場所にあるこの博物館は
もちろん「遠野物語」に代表される遠野の民俗、伝承はもちろん、
街のなりたちや自然や生活など包括的に展示されています。
前回行った場所は民俗伝承にフォーカスされていたので、
今回でより遠野の街を理解することができました。

博物館外観

誤解していたというか認識していなかったのは
遠野は南部藩時代からの大きな町で、
岩手県成立時で盛岡に次ぐ規模の街だったということです。
三陸からの海産物や内陸の農作物、農耕馬などが集散する交通の要衝とのこと。
昔からガラパゴスのような陸の孤島みたいに思っていたのは誤解でした。

東北のメインルートから外れてしまっているため、
今となっては過疎の傾向の強い街になっています。
そういう街だからこそ適度に古いものが残っていて、
伝承や民俗が残ったのではないかと思いました。

企画展は妖怪について。ブームに乗っているような気もしますが、
決して安易なものではありません。でもジバニャンの絵が一つだけありました。

競売公告

ちょっと写真では見づらいのですが、馬の競売公告なるものです。
こういう展示はその時代の実際を感じさせてくれて興味深いですね。

一通り展示物をみ終わってライブラリーで本を見ていたら
もう一時間以上経過してしまいました。
九州国立博物館では「やれやれみ終わった」という感じだったのですが、
ここでは同じ一時間でも「う~ん面白かった」という感じ。
すぐ近くに物語館や城下町資料館があり、
そちらにもいく予定だったのですがこちらで満腹になってしまっていきませんでした。

まだまだ遠野について詳しくなりたいという気持ちがあり、
大沢温泉に連泊するときなどにレンタカーで駅から離れてところも含めて
一日費やして再訪したいと考えています。

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