先日訪問した旧敦賀港駅舎(敦賀鉄道資料館)について投稿します。
敦賀は日本海側の交通の要衝で鉄道の占める役割も今も昔も大きいです。「欧亜国際連絡列車」の発着駅となっていてこの時代の駅としては立派なものだったのでしょう。
建物は旧敦賀港駅を再現したもので、古い建物を移設したわけではないようです。ジオラマや信号機等実物の展示はさらっとすませて、二階の展示室に向かいます。
ここもっとも興味深かったのは北陸本線の路線の変遷。敦賀は琵琶湖側も福井側も急峻な峠があり輸送のネックになっていたこと。それを長大なトンネルで解消したことが説明されています。
そういう旧線があったことは知っていましたが、体系的な展示をみると成り立ちがよくわかりおもしろかったです。昭和37年開通の北陸トンネルは約14kmもの長さで、新幹線と関係ないトンネルとしては今でも最長ということになります。
その他、昭和後期の列車の写真は少年時代に、福井に帰省したころのことを思い出して懐かしかったです。
休憩室で「敦賀鉄道物語」なるDVDがみられたのですがぶつぶつ言っている怪しいおじさんがいたので省きました。映像をみて休憩しておけばこの後、楽だったかな。