津軽半島ひとまわり

平成26年夏の一人旅後半四日目の記録です。
この日は一念発起して津軽半島を一回りしました。

温川温泉で朝食をいただきすぐの8時過ぎに出発です。

津軽半島先端の竜飛岬までは片道2時間半もあればいけそうです。
夕食の18時に戻れば充分ですから時間的には大丈夫でしょう。

黒石から高速にのり青森ICから一般道へ
青森市街に近いところを逃すと給油に難儀しそうなので
ガソリンを満タンにして気合いを入れて運転です。

空は雨こそ降っていないものの
暗い雲が立ち込めていて怪しげな天気です。
交通量は相応に多くバイク数台に追い抜かれました。
大雨の日が多くさぞかし大変だったことでしょう。

ずっと前を走っていた大型トラックがようやくいなくなったと思ったら
その先に山奥には不釣り合いな巨大な建造物が建設中です。
新幹線の「奥津軽いまべつ」駅だそうです。
ずっと万里の長城のように真新しい高架橋が見えていましたが、
新函館までの開通は二年後の予定とのこと。

青函トンネル記念館

11時すぎに竜飛に到着、
まず青函トンネル記念館に行きます。
トンネルの構造や大量出水事故などの工事過程が展示されています。
企画展のユーロトンネルとの比較も面白かったです。
これだけの大事業で殉職者34名というのは素人目には少ないと思うのですがどうでしょうか?

次に竜飛岬の灯台まで行きます。
駐車場には随分たくさんの車がとまっています。
展望台まで行くのですがとにかく風が強くて冬にはとてもいけそうにありません
風力発電の風車が稼働しているのが見えますがここなら発電効率も高そうです。

竜飛岬

風の強い中駐車場に細々と3つのお店が並んでいて
そのうちの一軒でイカ焼きを買って食べました。
やや小ぶりで150円でしたが味が濃く新鮮でたいへん美味しいです。
有名観光地で倍の金額で売っている「一応イカ」みたいなのとは大違いです。

階段国道

最後にすっかり観光地になっている階段国道に行きます。
とはいえ下まで降りるのは億劫なので最上部で写真を撮っただけです。
実際に来てみると日本海側からの山中を通ってきた道と
陸奥湾側の海沿いの道を結ぶためにはある意味階段が合理的で、
そのまま観光名所になって今に至るというのも合点がいきます。

ここからは来た道を引き返すのではなく十三湖に行く予定です。
日本海側に出ると地形が変わり人家がめっきりなくなり、
道も海岸沿いではなく山の中を通るようになります。

市浦歴史民俗資料館

十三湖に行く目的は市浦歴史民俗資料館です。
湖内の小島にあるこの施設は十三湊の発掘物を中心とした資料館でした。
十三湊が栄えた中世までの展示で終始していて
近現代のことは一切なくその点は期待はずれでした。

ただこの施設のある中の島ブリッジパークというのは賑わっていました。
宍道湖と同じ汽水湖でシジミが名物です。
気温20℃くらいで肌寒かったのですが
海に入ってシジミをとっている人が遠くにたくさん見えます。
駐車場近くの売店もシジミ汁に始まりシジミカレー、シジミソフトやらシジミに染まっています。

斜陽館

その後金木によって太宰治の生家の斜陽館を外から見たり、
小説「津軽」ゆかりの芦野公園旧駅舎を利用した
喫茶店「駅舎」でコーヒーを買ったりしてから温川温泉に帰りました。

喫茶駅舎

結局宿に着いたのは16時ころでした。
8時間かかったので疲れましたがたまにはこのくらい頑張らねばなりません。

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