花巻湯治の一人旅のうち一日は温泉巡りです。秋田の乳頭温泉郷から八幡平の温泉を二つ巡ってきました。天気に悩まされることが多かったのですが、今年は珍しく晴天に恵まれました。
日程中ずっとレンタカーは借りていたので天気のいい日に温泉巡りを予定していました。珍しく好天に恵まれて日焼けが心配になるほどの行程となりました。
まずは乳頭温泉郷の蟹場温泉です。大沢温泉からは二時間ほど。乳頭といえば鶴の湯ですが、一番のお気に入りはこちらです。他各湯は比較的立ち寄り湯の受付時間が短い乳頭温泉ですが、こちらは9時から入れるので八幡平まで足を伸ばそうと考えている人間にはとても都合よいです。
そんな都合だけではなく、この露天風呂が最高。だれもいなかったので写真撮影。このお湯だけで一時間くらい過ごしてしまいました。旅館の建物から50mくらい歩いた森の中にあるのですが、なぜかこの時期でも虫は少ないし人も少ないしいつも長居してしまいます。乳頭温泉の中でもここだけお湯は透明なのですが、ちらほらと湯ノ花が浮いて硫黄臭もそこそこなところもお気に入りの点です。
そのほか内湯二つも入れるので二時間近く滞在したと思います。八幡平にも行きたかったので、鶴の湯や妙の湯といった有名どころはパスです。通りがかりに見える妙の湯はたいそう混雑していたよう。蟹場温泉のほうがいいと思うんだけどなー
その後は国道341号線を経由して八幡平へ。途中にこちらも有名な玉川温泉があるのですが、強酸性でアトピー肌には厳しくパス。この道何度か通った道です。いつもは曇天で陰鬱とした印象があり運転がしんどいかと思っていましたが、この日は晴れていたので湖沿いのキレイで案外に楽しい一人ドライブになりました。
次に訪れたのが八幡平山頂から秋田側にあるふけの湯。こちらも一度宿泊したことのあるお気に入りです。荒野の中あちこちに噴煙の上がるなか野天風呂が点在しています。
一番の名物の混浴野天風呂がこちら。丸見えで落ち着かない感じはします。写真はありませんが、毎回行っていいと思うのは建物の中にある露天風呂で、高い位置にあるので景色がよく気分がいいのでそちらの方に長くいました。お湯は白濁の濃い目。
最後はしばらくぶりの藤七温泉。毎年行っていたと思うのですが、昨年は台風で断念。その前は運転が億劫で数年ぶりになると思います。
前述二つに比べて混んでいて、温泉の写真は撮れませんでしたがふけの湯を超えるすごい野天風呂です。ph3.4のそこそこの酸性ですがアトピー肌でも染みたりするほどではないです。こちらは道路から丸見えなのですが、達観してしまってなぜか落ち着いて入れてしまいます。野天風呂はいくつか湯船があり一つの女性専用以外は混浴なのですが女性もたくさん入っていました。タオル巻き可でガイドブックにも丁寧に案内されているから?とはいえ道路から丸見えで勇気がいると思うのですが、それだけ魅力のあるということでしょうか?
いつも霧で真っ白だったり小雨が降ったりの悪条件でしたがこの日は晴れていて、日焼けが心配になるほど。日差しの強い時間帯は内湯に避難したりしてここでも一時間以上滞在しました。
全部で300km弱の行程でしたが、あまり欲張らずにお気に入りの三つの温泉を巡りました。運転はやはりしんどいですがまた実行したいプランになりました。逆回りにするとか乳頭温泉の他のお湯、後生掛温泉、松川温泉なども組み込むなどバリエーションは数限りなくあり楽しそう。