草津宿本陣/草津宿街道交流館

大津市歴史博物館に続いて訪問した草津宿の二つの施設について投稿します。

草津駅を降りて10分ほど歩き天井川で「廃川」となった旧草津川をくぐるとすぐ旧街道の保存地区になります。ご覧の通りで街づくりを上手くやっているなあという印象です。

街並

草津宿本陣

中山道と東海道の合流地点にあるやんごとなき人しか泊めない本陣です。さすがに広くて門構えも立派そのもの。

本陣入口

延々と畳廊下が続き両脇に部屋が配置されています。主客は最奥に泊まるようになっています。展示物が撮影禁止だったのは残念。

本陣畳廊下

こちらは離れにある湯殿。これも主客専用で無駄に広い印象です。

本陣湯殿

これは御善所なるところで和宮が降嫁する際に宿泊したときの夕食が再現されていました。さすがに豪勢。後方に台所のようなところもありますが、これとは別に広大な台所土間があります。

本陣御膳所

本陣はもちろん予約制なのだそうですが、電話もないのにどうマネジメントしたのか謎。当日に泊まる主客の札を掲げるらしいのですが、それも泊まる側が持ってくるそうです。そういう理由でサイズはバラバラでした。
また島津家で参勤交代で東上の際に草津宿で亡くなってしまった殿様がいたのですが、跡目相続が認められるまで事実を隠さざるをえず、一向は草津宿に長逗留になったとか。江戸時代の事情も大変ですな。

草津宿街道交流館

本陣から5分ほどさらに歩くと街道交流館なる施設があります。本陣は現物のみというところですが、こちらは草津宿全体の資料館でこちらのほうが見応えがありました。ややバテ気味だったのでこっちを先にすればよかったかなと後悔。

交流館外観

座って映像展示などをみていましたが、中山道と東海道が合流する交通の要衝で現代の高速道路でもジャンクションができるように普通に作ると普通に要衝になるということでしょう。
東京⇔京都で二週間ですから江戸時代の旅の実際は厳しいもので、いい時代に生まれたと思わねばなりません。奈良に住んで東北に湯治なんて冗談ではありません…

交流館浮世絵

こちらが浮世絵擦り体験コーナー。原理は理解していましたが実物で試してみるとより現実的です。とはいえ面倒なので自重して試しませんでしたが…

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