平成30年夏の一人旅の際に訪問した北上平和記念展示館について投稿します。無料の資料館だけに期待していなかったのですが、ビックリするほどの充実ぶりでした。
この数日前に宿でみていたNHKの朝の番組で紹介されて行く気になりました。旧藤根村の心ある人が7000通もの軍事郵便を収集保存したものを保管展示しています。東北の一農村の青年が兵士としてとられてその後どうなっていくのか「農民兵士の実情」ということを通して豊富な展示品と解説があります。
正直言って昭和の古い公共施設という印象ですが中は意外と広くて展示は充実しています。
軍事郵便などはもちろん抜粋しての展示です。一兵士からみた戦況などが事細かに書いてあったりします。そのほか墜落したB29の機銃(これはよく見るかも)や出征時の旗や軍隊での生活品など他にも豊富に展示物があります。上の写真は戦時の貴重なポスターの企画展で和室でされていたので正座しながらよく見ました。
このポスターかっこいいです。でも海軍の志願兵募集だったりするので、へらへら「いいねー」とも言ってられません。募集要項の内容などをよく見て、当時どういう条件で募集をかけていたのかなど勉強になりました。
この辺の展示になるともう泣けてしまって正視できなくて困りました。
こちらにも図書コーナーがあったのですが、読んでみたい本が沢山。大沢温泉から30分くらいですし、レンタカーを借りた日など一日過ごしてもいいかもしれません。
朝の11時ころでしたが、他に3組も入館者がいました。テレビの影響かな?館員さんが一生懸命説明してくれたりするのですが、他の方々に対応していました。どちらかというと一人で見たい質なので、オーラが出ていたか?ただ、もう少し話も聞いてみたかったかも。
100円で配布と書いてある資料、どうぞどうぞというのでいただいてしまったのですがよかったのかな?あるいはもっとすごいのがあるのかも。自由記入のノートを見ると「戦死した祖父の手紙があるというのできました」との記載。幸い自分にはそういう親族はいませんが、そういう方々にも役立つ施設なのですね。