冬の上田行き:碓氷峠鉄道文化むらまで

単身赴任中で関西に帰らない週末はできるだけどこかに行こうと思っています。先日は長野県の上田に行ってきました。まずは群馬県の碓氷峠鉄道文化むらまでを投稿します。

以前から真田関連で上田は行きたい場所でした。土日で行くにはちょうどいい距離なのですが新幹線で往復するだけでは能がないので、あちこち寄って上田に到達する行程にしました。まずは碓氷峠鉄道文化むらです。

きっぷ

たいした距離ではないので早起きして鈍行のグリーン車で行きました。休日は高崎まででも800円加算なのでお手頃です。
東京から乗った電車は籠原行きで、その後高崎行きに乗換えたのですが籠原行きがガラガラだったのに高崎行きは半分弱くらいの乗車率でした。案外に人気で首都圏から高崎までなら新幹線ではなく鈍行のグリーン車という選択をする人も多いのでしょうか?
やはり快適で長椅子にずっと座っているより肉体的に精神的にもだいぶ楽です。これからもこの手段使うかも。

横川駅

高崎で乗換えて横川駅へ。この駅で降りるのは30年ぶりくらいではないかと思うのですがなんとなく記憶に残っていました。

文化むら

碓氷峠鉄道文化むらは駅からすぐです。群馬長野の県境にある碓氷峠は大昔からの難所でしたが鉄道が開通してからも66.7パーミリという急勾配で普通の電車でも機関車の助けが必要でした。新幹線が長野まで開通した際に廃線となってしまったのですが、名所で子供の頃から帰省の際に通ったところで印象深いところでした。

ED42

入り口近くで展示されているアプト式の電気機関車です。普通の車輪では厳しいと言うことで間に歯車が設置されています。確かにこれなら上り下りは確実ですがスピードは出なかったのだとか。

車両展示

そのほかにもいろいろな車両が展示されています。広大な敷地でひとまわりするだけでも時間がかかりました。いくつか印象的な車両について記載します。機関車とかはよくわからないので客車中心です。

お座敷

こちらがお座敷列車の内部です。これで気の置けない人たちと座椅子に座って旅できたら楽しそう。こどものころなんでこのくらいでグリーン車扱いなんだろう?と思ったのですが定員からすると確かにグリーン車にしないと割が合わないですね。

食堂車

旧型客車の食堂車です。北陸トンネルでの急行火災事故の火元となった不名誉な車両で、大昔に兄がこの車両の写真をみて「いかにも燃えそうだなぁ」と言ったのが印象に残っています。

寝台車

旧型客車の寝台車。こちらも小さい頃こんな寝台車に乗って遠くに行きたいなぁと憧れてみていた車両です。ちなみにベッドの幅は52cmしかなく狭くてかなわんといわれていたらしいです。

最後に資料館に寄ったのですがやはりここが一番面白かったです。横川軽井沢間は11kmちょっとなのですが、開通当初のアプト式蒸気機関車時代は75分で自転車以下?、アプト式の電気機関車で47分、アプト式をやめて普通の車輪で工夫して17分と輸送力を強化していった過程などとても興味深かったです。
昭和の半ばに新しいルートを検討する際に一般的な勾配にした場合のルートが展示されていましたが、ループトンネルなど含めてすごい遠回りになっていました。でもこのルートなら廃止されなかったかもしれないと妄想したりしていました。

この日は天気がよく12月なのにとても暖かく家族連れも多かったです。豆汽車や遊具などもあり子供にも人気なのかな?展示されていた車両は野ざらしということで塗装がはげていたり保存状態があまりよくないのが気になります。しかし京都、埼玉、名古屋などの各JRの鉄道博物館より親しみがわきました。運営状況などはわかりませんがなくなって欲しくない施設です。

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