松阪牛は断念して斎宮歴史博物館へ

先日の休日にまた近鉄の株主優待きっぷを使って三重に行ってきました。目的地は斎宮歴史博物館です。あわよくば松阪牛の美味しいものでも食べようと思っていたのですが駅弁どまりでした。

7月末で期限が切れる近鉄の株主優待きっぷが二枚残っていたので以前より目をつけていた三重県の斎宮歴史博物館に出かけました。往路は特急は使わず格安です。ほぼ始発ででたので、松阪には8時半にはついてしまいました。駅前のパン屋で軽く朝食を食べているとあろうことか雨が降り出しました。関西の天気しか確認していなかったのですが午前中の三重だけ雨のようです。日頃の行いの報いか?仕方なく駅の売店で700円の傘を買います。

公園

松阪から斎宮まではすぐですが鈍行しか止まらないので一時間に二本しかありません。自動改札機すらない無人駅ですが駅前には斎宮の跡地の公園が広がっています。本降りの雨の中、歴史博物館までは徒歩15分程度。

外観

歴史博物館の外観はごらんのとおりかなり立派。斎宮とは天皇が即位するたびに伊勢神宮に使えるために占いで定められる皇族の女子である斎王とその役人たちの使える宮殿です。平安時代が最盛期で鎌倉時代から廃れ始め、南北朝時代には派遣されることもなく荒廃していったとのことです。それから何百年も経て田畑に変わっていた地帯を発掘して博物館や公園として整備されたところです。

展示室

展示は発掘されたものや斎王の暮らしなどなど。斎宮の長官(斎王ではなくお役人)と伊勢神宮がもめて長官が島流しになったなど、なかなか生々しい…いつの世もいろいろ揉めるものですね。このような博物館でしか接することのできない情報で興味深いです。
疲れてきたところで映像展示室で斎王が京都から斎宮までの5泊6日の旅を再現した20分程度のビデオを見ました。送り届ける役人の日記から再現したもので、何かと気苦労があり伊勢国司の準備不足に立腹したりこちらも1000年前の旅の苦労などが身近に感じられて面白かったです。もうちょっと伊勢神宮に近いところに作ればよかったのに素人考えで思ったのですがなんでこの地なんでしょうね?もうちょっと資料をみて勉強しようかな?

立派な施設ですが入館者はまばら。伊勢神宮に車で来た人も高速道路に乗ってしまえば素通りでテーマが地味だけに仕方ないかもしれません。とはいえ斎宮も歴史的に重要なものだと思うし博物館も面白かったです。税金の使い道としては正しいと思うのですがいかがでしょうか?

弁当

鈍行に乗って松坂に戻ります。この時点で昼少し前でした。駅から近いところで松阪牛のランチでも楽しめるところはないもかとぶらぶらしてみましたが適切なお店はナシでした。仕方ないのでせめてもで上の写真の「モー太郎弁当」を買って駅のベンチで食べました。ご飯の上に松阪牛のすき焼き肉が乗っていて普通に美味しかったですが1,500円となるとこのような機会でないとちょっと躊躇かも。

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