夏休み恒例湯治一人旅:花巻市博物館アニメージュとジブリ展を見学

大沢温泉滞在最終日はレンタカーを借りに行き、その足で、花巻市博物館で開催中の「アニメージュとジブリ展」を見学しました。

翌日朝大沢温泉を立つのですが荷物が大きくて重く、できれば温泉めぐりをしたいということで時間的な問題からこの日にレンタカーを借りることにしました。
大沢温泉に滞在してから予約したのですが、最初盛岡発でみたところ48時間で一番安くて16000円と割高。お祭りシーズンだし仕方ないかと思って北上で調べると10000円ちょっとということで、迷わず北上発で予約しました。

フィット

そんなわけで北上まで行かねばなりません。宿の送迎バスで花巻まで行って、そこから電車で2駅ですから近いものです。後半の相棒は「フィット」ホンダ車は慣れませんが、先日も借りたので問題ないか。

この日のうちに是非いっておかねばならないと思っていたのが花巻市博物館。「アニメージュとジブリ展」という企画展が開催されています。大沢温泉のギャラリーで「もうひとつの鈴木敏夫とジブリ展2」を開催していていて見学いた記事を書きましたが何か関係はあるのでしょうか?

建物

北上からは車で30分弱なのですぐです。近づくにつれて企画展ののぼりがたくさんあり随分と賑やかです。臨時の駐車場など用意されていて相当人気があるのでしょうか。
いつもの駐車場に車を止めて博物館に行くと、入口にはテーマパークによくある行列整理用のアイテムがあり入るなり係員が寄ってきて「前売券はお持ちですか?」との声かけ。何回も来ている花巻市博物館とは別物のような対応で物々しい感じ。土日は相当混むのでしょうね。

入口

入場するといきなりネコバスとアニメージュの表紙たくさんがお出迎え。写真撮影できるスポットがきっちり設定されていて、今時に企画展ですね。
展示はというとジブリというよりはアニメージュが前面に出されている印象です。アニメージュは1970年代後半創刊。二代目の編集長が鈴木敏夫さんです。

ガンダム

創刊時は「宇宙戦艦ヤマト」や「ガンダム」などSF系全盛。アニメだけでなく映画化やプラモデルなど周辺ビジネスへの発展といった解説があります。そういえば小学生の時、すごく並んでガンダムの映画みました。その際のアニメージュの記事など懐かしいですね。こんな企画展そうそう行くことないです。

部屋ジオラマ

ホームビデオが普及はじめた頃のジオラマ。こんな部屋いかにもありそうですねー
後半はいよいよジブリ関連です。アニメージュはクリエイターの発掘育成が編集方針の一つとしてあり、宮崎駿さんがその最たる人物ということでしょう。

ナウシカ口絵

「風の谷のナウシカ」はアニメージュ紙面上で連載されていて、連載序盤を劇場版アニメとして公開した訳ですが、その過程の裏話の展示はとても興味深いものでした。興行成績は上映館数を考えれば上々というレベルですが数々の賞を受賞したりで宮崎駿さんも「ホッとした」そうです。

ナウシカ像

また、編集方針から映画化前の「ナウシカ」を特集した号がありました。まだガンダムを筆頭としたSF系戦闘ロボットアニメ全盛の時期に先見の明があるということなのでしょうがその号はまるで売れず半分近くが返本になったのだとか。

飛行船

ジブリを世に出したのもアニメージュということでアニメは世界に誇れる日本の文化で、ジブリはその象徴といえるでしょうから、国益にも貢献してると言えるのではないでしょうか。

ラピュタ城

数回前の「鈴木敏夫とジブリ展」の記事でも書きましたが、ジブリは普通に好きといったくらいですが、アニメージュの歴史は日本のアニメの歴史といってもいいくらいに思いました。期待を大幅に超えた展示内容で本当に楽しめました。
30分くらいでさらっとみて大沢温泉に戻って天ざるを食べようなどと思っていたのですがとんでもない。入場料1500円だけはある面白さ度合いです。夢中で見学していたらすぐに小一時間たっていました。
折角ならすぐ近くの宮沢賢治記念館に寄ろうかとも思っていたのですが、こちらで充分堪能したのでレンタカーで大沢温泉に戻りました。滞在中に一度は食べたかった天ざるは宿泊最終日の夜に頂きました。

滞在中の記事、および行程は下記リンクからご覧ください。

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