18きっぷで福島街巡り:資料館ふたつとグルメ

須賀川に寄った次は郡山の博物館を二つまわりました。

郡山に着くまで、須賀川までの記事はこちら。

郡山は県庁所在地福島をしのぐ人口があり、東北では仙台に次ぐ第二の都市と位置づけられます。もちろん駅もこの通り立派な大都市の駅のようです。

郡山駅

最初の目的地は郡山市立文学資料館。バスもたくさんあるので待つこともなく市役所のあたりまで乗ります。球場や陸上競技場などのある開成山公園を抜けて目的地へ。
ここは久米正雄を中心とした郡山ゆかりの文学者の資料を展示しています。そのほかプロレタリア作家の宮本百合子の展示などが興味をひきました。また、企画展で開催されていた小学生の作文もほっこりさせられました。小学6年生の特選ともなるとしっかりしたいい文章を書くものですね。

文学資料館

ほか鎌倉にあった自宅を移転した久米正雄記念館も見学しました。非常に社交的な人だったそうで文学サロンを形成していたとか。

続いて訪問したのが郡山市歴史資料館。1kmちょっとなので歩いて行きます。
縄文時代からの通り一遍の郡山市の歴史を展示しているのですが、なんといっても注目は安積疎水についてです。

歴史資料館

江戸期には水利が悪く原野であった地域を明治の初めに猪苗代湖から水を引いて開拓に活かし著しい効果があったそう。これにより農業だけでなく商工業も発展し江戸期には二本松藩の目立たない宿場町であった郡山が東北第二の都市に発展。明治期の国の行った事業としてもっとも成功したものとのこと。
また3階では「廻米:守山藩・二本松藩の事例」という企画展が開催されていました。廻米とは領地で採れた米を江戸や大坂に回送することで、現金化の手段になるわけですが、昔から不思議に思っていたこともあり興味を惹かれます。しかしすでにHP不足の感があり、流してしまいましたが、詳細な冊子を無料で配布していてあとから勉強しました。

このあとは市役所に近い道に出てバスで帰ろうと思ったのですが、どうしたことがいい時間のバスがなく15分ほど歩いて駅に戻りました。この日は20,000歩くらい歩きました。寒波が来ていて寒い日でしたが風がなかったので助かりましたね。

サラダ

なにか郡山らしいものを食べたいと思っていたのですが、駅にいい店があり会津味噌カツと川俣シャモのサラダ。珍しくIPAなる地ビールまで頂きました。すっきりしてフレーバリッシュな味でいかにも地ビールという感じで美味しかったです。

カツ

ついつい面倒になってチェーン店のものを食べたりしてしまいがちな自分ですが、この日の首尾は最高の部類だと思います。
あとはホテルに行くだけでこの日は須賀川、郡山と二つの街を巡りました。

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