うららかな春の日に藤ノ木古墳と斑鳩散歩

各地のまん延防止等重点措置が終了した先日の暖かい日に斑鳩を散歩して藤ノ木古墳に行ってきました。竜田川添いの道には桜も咲き始めていてとても気持ちのいい行程になりました。

奈良県にはまん延防止等重点措置は出ていませんでいしたが、今年に入ってからはコロナ禍で自重していました。感染者数も減って折角なので近場で以前より目をつけていた藤ノ木古墳と斑鳩文化財センターを目標にお出かけしました。

暖かい天気のいい日ということでたくさん歩いてもいいかな?と思い地図を見ると近鉄生駒線の竜田川駅から文化財センターまで徒歩30分ちょっとということでスタートはこの駅から。

竜田川駅

この駅自体は平群町にあるので観光案内には斑鳩のことは全くなし。地図を見て歩き出します。
竜田川沿いを歩くのですが、斑鳩町に入った途端遊歩道もキレイになり桜も咲き始めていてとても気分がいいです。世界遺産を抱えた斑鳩町はお金持ちなのか?

竜田川沿い

そんなわけで気持ちのいい散歩を楽しんだ後、目標地の斑鳩文化財センターに到着して見学です。名前からすると法隆寺や中宮寺関連かと思うのですが、ほぼ藤ノ木古墳専門の内容です。新しい施設で小規模の無料の施設ですが、映像コーナーの20分のビデオはとても勉強になりました。未盗掘ということで保存状態のいい埋蔵品がたくさん発掘されたとのこと。
被葬者は勝手に藤原鎌足と思っていたのですが、同じ頃に話題になっていた阿武山古墳と誤解してたもので飛鳥時代の高貴な人で、崇峻天皇や穴穂部皇子といった人が「蘇我馬子に殺された人」なのだそうな。時期と位置を考えればすぐわかりそうなもので酷い誤解でした。

文化財センター

4km近く歩いた疲れはビデオを見て回復したので、すぐのところにある藤ノ木古墳まで脚を伸ばしました。キレイに整備された公園になっていてここも気持ちのいいところです。なんでも以前はとたんの囲いがされているだけの酷い管理の状態で、30年前に不届きな中学生が石室に侵入して石棺を削り取るという事件があったとのこと。文化財の保存に一石を投じ文化財センター建設の一因となったそうです。

藤ノ木古墳

折角なのですぐ近くの法隆寺まで行きました。拝観料300円くらいなら中まで入ってもいいかと思ってみると1500円。さすが天下の世界遺産、これは自重です。さぞかし混んでいると思ってのですがそうでもないく、拝観料まで払っているひとは少なかったような…

法隆寺

それなら中宮寺で弥勒菩薩でも拝んでみるかとも思ったのですが、さすがに疲れてしまって法隆寺駅から帰ることにしました。自宅からそこそこ近くなのでまた来たいと思います。関東はじめ遠くに住む仏像大好きな知り合いたくさんいますので、こんなことを書くと怒られそう…

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