先日の日帰りで行った徳島への小さな旅の後編を投稿します。折角お金をかけて行ったのですが資料館二つを見学して徳島に戻るともうクタクタで帰ってしまいました。コスパの低い小さな旅でした。
ここに至る行程はこちらの記事
ドイツ館に関してはこちらの記事をご覧ください。
その後に行くべきは道の駅の逆側にある「賀川豊彦記念館」です。ドイツ館ほどではないですが立派な建物です。
実は全く知らない人だったのですが、資料から表現を借りれば「友愛・互助・平和のために生涯をささげた世界の偉人」とのこと。ノーベル賞候補として平和賞に4回、文学賞2回にノミネートというのは確かにすごいですね。自伝的小説が大ベストセラーになったもののその印税はすべて社会運動のために費やしてしまったそう。ビックリしたのはこの鳴門の記念館以外にも東京その他に複数の資料館があるとのこと。それだけの人を知らなかったというのは恥ずかしい限りです。
見学を終えた時点で午後1時半くらいでした。時間と散財の制約でお昼は徳島駅で買った菓子パン二つ。道の駅の軽食コーナーがあるので何か食べようと思います。ドイツといえばソーセージということで、粗びきの長いのを頂きます。いい値段でしたがさすがに美味しかったです。
坂東駅まで歩くと25分とのことでしたが、少し待てば板野駅行のバスがあります。徳島とは逆方向の駅ですが、体力を温存させたいので楽な手段を選択しました。資料館二つは休み休み見学していたのですがすでにだいぶ疲れました。
バスに10分ほど揺られて板野駅着。バスは不親切なことに駅前まで行かずに向かいの県道沿いのバス停どまり。駅の入り口までぐるっと回ると5分ほどかかりました。鉄道駅の地位低下も著しいということか。
徳島までは鈍行でも30分とちょっと。戻ってからは徳島城の博物館に行くことを考えていたのですが、最速の高速バスで帰っても夕食には間に合わないくらいの時間でした。すでにクタクタですし自重して奈良に帰ることにしました。
徳島から大阪までの高速バスは複数の会社のバスが頻繁に出ていて、コンビニでお茶やお菓子を仕入れて乗り込みます。料金は3800円、距離的にもフェリーに比べても高い気もしますがほぼ満席でした。神戸付近で渋滞したので3時間ほどかかりましたしやはりバスは苦手で腰も痛くなりました。
ドイツ館は期待通りによかったので後悔はしていないのですが、奈良から徳島へ公共交通機関での日帰りはやはり厳しくお金がかかった割には成果はもう一つといったところです。