近鉄株主優待券で松阪伊勢へ日帰り旅:前編

近鉄の株主優待一回乗車券を安く手に入れたので、日帰りで松阪と伊勢に行ってきました。長くなりますのでまず松阪までの前編を投稿します。

折角なのでできるだけ特急に乗らず安く行きたいところです。往路は頑張って急行を乗り継いで、復路は特急を使う予定としました。
朝6時頃起床して家事を済ませて7時前に家を出たあと調べると西大寺から八木まで特急を使うときわめて接続よく松阪に10時前に着きます。前日に調べた意味がないですが、結局520円の追加出費になりました。ロングシートの通勤電車に一時間以上乗るのはしんどいものですが、ぼんやりしていればどうということはありません。
9時半ころ松阪に到着。駅前の観光案内で地図を入手して目的の本居宣長記念館に向かいます。

松阪駅

途中、明治の実業家「原田二郎旧宅」や江戸時代から今も子孫が住み続ける長屋の武家屋敷の一角にある「御城番屋敷」といった施設に寄って街歩きを楽しみながら松阪城址に行きます。本居宣長記念館は駅からみて城址公園の奥のほう。

本居宣長記念館外観

江戸時代の国学者本居宣長。17歳のころに描いたという日本地図が展示されていましたが、あの時代にどう描いたか全く想像できません。

展示室
実はここは二回目です。前回強く印象に残っていたのが「こんなこと続けていたら破門にするぞ!」という内容のお叱りの手紙。それが誰から誰への手紙だったかを復習したくて再訪しました。今回はその手紙の展示はなかったのですが、どうも師匠の賀茂真淵から本居宣長に書かれた手紙ではないかと思います。展示や紹介ビデオでは賀茂真淵に「叱られた」ことが妙に強調されていてなんだか不思議。18世紀の大天才なわけですが、このような感情に触れるものがあると身近に感じられて面白いです。

郷土資料館

続いてお城の中の獣道のような近道を通って松阪市立郷土資料館に向かいます。古い図書館を改装して資料館にしたものですが、松阪の歴史、文化が学べます。松阪といって誰もが連想するのは牛肉ですが、もとは白粉や木綿が特産で織機の展示などが主なものです。商都を支えた特産品で三井財閥の起源も松阪とのことで侮れない旧来からの経済拠点なのです。ほか江戸時代は紀州藩領というのは意外でした。

その後は駅に戻り、伊勢市に向かいます。すでに昼前なので松阪牛でランチなどと考えていましたが、一人で気楽に入れそうなお店などなさそう。松阪牛コロッケ直売というのにも惹かれましたがこれは自重。駅について松阪牛の駅弁が1500円くらいで数種類ありましたがこれも自重。肉だけちょっと食べたいという希望でしたがそんな都合の良いものはありませんでした。

快速みえ

伊勢市までは近鉄でもJRでも構わないのですが、ロングシートの近鉄電車に食傷気味で10円高いですがJRを選択。快速みえはシートも快適であっという間に居眠り。伊勢市までは20分程度なので危なく寝過ごすところでした。
伊勢市以降は追って投稿します。

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