18きっぷで中山道宿場町巡り:醒井宿と赤坂宿

先日18きっぷで滋賀県と岐阜県との県境近くにある醒井宿と赤坂宿を訪問しました。特に前者は期待していた以上のいいところでまた行ってもいいかも。

今年の夏は張り切って18きっぷを5日分正式に購入したのできっちり有効に使いたいところ。JRで行けて相応の距離のあるところでいくつか候補を挙げたなかで、米原の近く中山道の醒井宿に決めました。それだけではもったいないので大垣の近くの赤坂宿にも訪れます。

醒ヶ井駅

この日は珍しく午後からのおでかけで、13時過ぎに醒ヶ井駅に到着。宿場町であること以外は何もないところですが、天下の東海道本線の駅だけに随分立派という印象です。

醒井宿資料館外観

一番の目的地はこちらの醒井宿資料館です。郵便局だった建物ですが創建には滋賀県の建築物では特に有名なヴォーリズが関わっているとのこと。擬洋風の建築ですが実は木造二階建てです。

醒井宿資料館内部

8月の平日でしたが観光客の人通りは多くこの建物に入っていく人も少なからずいました。ただし、有料の展示室まで行く人はほとんどいないよう。200円払って二階の展示室に行くと醒井宿の絵図や古文書などが展示されています。

梅花藻

醒井宿は水が綺麗なことで有名で「梅花藻」という水中花がみられます。たくさん歩いている人はこれを見に来ているのですね。水中で梅のような白い花を咲かせるのですが、年間14℃前後の清流でないと生息できないので日本国内でも数えるほどしか生息していないそうです。
宿場町のなかを流れる地蔵川沿いの道はとても趣深くまた来たいと思わされました。

美濃赤坂駅

次に行くのは赤坂宿。大垣まで出て東海道本線の支線で美濃赤坂まで行きます。この通りローカル線の終着駅の趣です。東海道にも豊橋の近くに赤坂宿があるのですが、こちらは中山道の赤坂宿です。

赤坂宿

残念ながら資料館のような展示をしているところはないので、碑などを巡って歩きます。やはり宿場町の雰囲気は残していますね。

赤坂本陣跡

こちらが本陣の跡。和宮が降嫁の際に中山道を経由したので赤坂宿にも宿泊したとのことで石碑が残っています。

赤坂港

最後にこちらは川港の赤坂港の跡地です。近くで石灰石や大理石がとれるとのことで20世紀初頭には500隻を超える船がここを往来したのだとか。先ほど乗ってきた東海道本線の支線もこの船舶輸送の代替として建設されたものだそうです。

この日も酷暑だったので駅まで戻らずにバスで大垣駅に戻りました。あわよくば大垣市内の観光とも思っていましたがさすがにそこまでの元気はなく奈良に戻ります。普通にきっぷを買うと5000円以上になりますので、18きっぷ1回分の2,410円に比べればなかなかのコスパですね。

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